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06月14日-04号

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  1. 南城市議会 2010-06-14
    06月14日-04号


    取得元: 南城市議会公式サイト
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    平成22年  6月 定例会(第6回)       平成22年第6回南城市議会(定例会)会議録1.開議     6月14日 10時00分 宣告2.散会     6月14日 15時53分 宣告3.出席議員  1番 仲里 隆議員     12番 島袋賢栄議員  2番 大城憲幸議員     13番 大城 悟議員  3番 佐久川政信議員    14番 具志堅哲美議員  4番 比嘉徳吉議員     15番 嘉数松一議員  5番 屋冝宣勇議員     16番 照喜名 智議員  6番 国吉昌実議員     17番 仲村和則議員  7番 長嶺勝盛議員     18番 照屋盛敬議員  8番 座波 一議員     19番 玉城正光議員  9番 仲村勝秀議員     20番 中村康範議員 10番 嶺井達也議員     21番 大城幸雄議員 11番 小波津幸雄議員    22番 川平善範議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長 玉城秀雄   主査 外間文浩   主事 大嶺綾子6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者   市長      古謝景春    教育長     高嶺朝勇   副市長     與那嶺紘也   教育部長    呉屋善永   総務企画部長  仲宗根正昭   上下水道部長  安次富政常   総務企画部参事 宮城敏昭    産業建設部長  新垣盛広   市民福祉部長  知念良光    市民福祉部参事 前川 清7.議事日程-----------------------------------     平成22年第6回南城市議会定例会 議事日程[第4号]               平成22年6月14日(月)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(6人)          (1)照喜名 智          (2)国吉昌実          (3)比嘉徳吉          (4)大城 悟          (5)中村康範          (6)佐久川政信-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(川平善範)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程は、お手元に配布したとおりであります。これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定によって、5番屋冝宣勇議員及び6番国吉昌実議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配布してあります議事日程のとおりであります。 順次、発言を許します。 ◆16番(照喜名智議員)  おはようございます。一般質問を行います。今回は、南城市の観光振興について、道の駅、それと観光大使、民泊事業について、その他5点質問を出してあります。 まず1番目、道の駅についてはこれまで何度も議論をされてきました。今年度、基本構想策定の予定でありますが、基本的な考え方について具体的な説明を伺います。 2番目、物産センターにつきましては、農家、漁家、市民からの要望が多く、地産地消、地域活性化の観点からも早めの対応が望まれます。対応について伺います。 3番目、平成21年度の観光客動態調査、道の駅等導入調査の経過、結果について伺います。 4点目、我が南城市を内外にアピールし、観光振興、地域活性化に寄与する観光大使を設定してはどうか、見解を伺います。 5点目、民泊事業については、現在、市内二つの業者が行っており、平成21年度で39校、6,071名の受け入れ実績があります。沖縄県下でも有数の地域として、新聞などでも報道されております。 民泊した子供たちからは、体験した素晴らしさ、あるいは自然の素晴らしさなどのほかにも苦情もあるようであります。また、民家と事業所とのトラブルも少なからずあり、私も耳にしております。 今後、さらなる充実を目指し、南城市、観光協会、事業所、民家が一体となって取り組む必要があります。観光協会と連携した民泊事業について見解を伺います。 次に、口蹄疫の問題であります。口蹄疫の問題につきましては、初日の一般質問で同僚議員の仲村議員と嘉数議員が詳しく行っております。情勢の変化もありますので、重複するところは割愛しながら質問いたします。 重大な社会問題化した口蹄疫、宮崎県では感染の拡大がみられ、国内屈指の畜産基地都城市まで広がっており、菅首相も宮崎入りし、国家的な危機であるとの認識を示し、感染拡大の防止や被害農家の救済に全力で取り組む姿勢を示しております。 沖縄県でも家畜のセリ市中止などで深刻な状況になっており、さらには闘牛関係者や山羊農家でもイベントの自粛、糸満市では姉妹都市との交流事業が中止となるなど、社会的な影響が広がっております。 南城市では、ブランド牛の確立を目指し、取り組んでいる優良家畜導入事業などで、着々と成果を上げつつある中で、市内畜産農家への影響が心配されるところであります。 そこで、市内畜産農家の影響世帯数、影響額について伺います。質問2の畜産農家の救済策、質問3の万が一の侵入防止策については、仲村和則議員への回答で概ね理解をしております。 あとは関連で、最質問で質問を行います。以上です。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎総務企画部参事(宮城敏昭)  おはようございます。それでは照喜名智議員の観光振興についてのご質問にお答えいたします。5点ありますけれども、ちょっと長くなると思いますが、読み上げて答弁をしたいと思います。 1点目の道の駅についての基本的考え方についてのお答えをいたします。国の定める道の駅は、道路利用者のための休憩機能、道路利用者や地方の方々のための情報発信機能、そして道の駅をきっかけにまちとまちが手をつなぐ地域の連携機能の3つの機能を条件としていますが、本市の基本構想にあたっては、その機能に縛られることなく、南城市観光振興計画の基本理念、基本方針に基づき、南城市の観光や物産販売、地産地消を促進しながら南城市のもつ魅力を最大限に発信できる施設を目指して策定をする考えであります。 2点目の物産センターについてのご質問にお答えいたします。1点目の道の駅の基本的な考え方の中で述べましたように、本市の目指す道の駅は、南城市の農漁産物を販売し、地産地消による食を促進するための物産センター的な施設の整備を考えております。今年度で基本設計を策定し、次年度以降、平成24年度を目途に施設建設を計画して取り組んでいきたいと考えております。 3点目の観光客動態調査、道の駅等導入調査の経過、結果についてのご質問にお答えをいたします。観光動態調査は、平成21年7月1日から平成22年3月31日の間に調査を行いました。本調査は、南城市を訪れた観光客や宿泊した観光客にアンケート調査を通して、観光のスタイルやニーズ等の観光動態を把握するものであります。 調査の内容は、大きく区分すると観光客動態調査宿泊旅行動態調査の二つになります。観光動態調査は、13項目の調査を1,838件、宿泊旅行動態調査は27項目で158件の回答を得ております。 回答を分析した結果、若年層観光客の目的には、世界遺産斎場御嶽の観光に加えて、最近注目されているスピリチュアルや癒しを求める傾向やリピート率が高い中高年層に関しては歴史、文化等の人文的観光資源に関心が高いことがわかりました。 次に、道の駅導入調査については、南城市観光振興計画南部東道路整備計画交通量調査等をベースに課題や拠点創出可能性、事業化等を検討し、市内10カ所の選定地の中から大里インターチェンジ地区、佐敷、玉城インターチェンジ地区、知念岬地区の3カ所に絞り込んでおります。 道の駅の施設整備については、施設整備の緊急性、優位性、採算性等を十分に検討して決定していく考えであります。 4点目の観光大使についてのご質問にお答えをいたします。観光大使は、観光をピーアールし、市のイメージアップを図るために市内に居住、又は本市出身者の本市にゆかりのある著名人、又は市内に活動拠点がある団体から分野別に選定し、県、市町村商工会、それから観光協会等が設置、委嘱しております。 主に観光地の地域振興を目的として、対外的に自ら地域を広報します。現在、市の観光大使は設置しておりませんが、市の観光を対外的にアピールするためには必要と思いますので、観光協会や商工会関係者と今後協議し、南城市の観光大使の設置制度を検討していきたいと考えております。 最後に、5点目の観光協会と連携した民泊事業についてのご質問にお答えをいたします。市内の民泊事業については、議員がおっしゃっていました年間約6,000名程度民泊事業を行っております。年々順調に増加をしております。市民の民泊事業に対する関心は高まっております。現在、南城市における民泊事業は、市が直接民泊事業を実施しているわけではなく、市内の二つの事業者が実施をしている状況であります。 観光協会が本年度設置されたことにより、南城市の観光窓口が確立されたことから、民泊事業や体験滞在型観光については、計画的に市から観光協会へ移行する考え方で調整を図っていきたいと考えております。以上であります。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  照喜名智議員の2点目の口蹄疫関連についての答弁を申し上げたいと思います。まず1点目の市内の畜産農家の影響世帯数と影響額ということでございます。これについては、今回の5月のセリ中止に伴い影響を受けた農家数は、これはセリ申し込み農家です。40戸、86頭でございました。約平均価格33万円としまして、掛ける86ですが、85と計算しまして、約2,800万円の売上ができなかったということでございます。 それからセリ中止に伴う農家の収入源、飼料代、子牛の月齢増加に伴う取引価格の下落についての救済策、収入源については、初日に仲村議員、それから嘉数議員に答えたとおりでございます。 その後、実際に発生地域とそれから緩衝地帯を設ける処分地域、それからまだ発生はしてない、そのセリに伴う農家の支援策については、まだ国、県等も含めて、その辺の子牛価格の取引が延びたせいで、実際下落するという部分がはっきりしていないわけですので、その辺まだ決定されておりませんで、ただ、12月過ぎても月齢10カ月同等の牛の輸送とか、そういったものは打ち出されてきていますけれども、具体的なものはいまからだということで、国、県の方針に沿って対応していきたいと思います。 それから万が一の侵入防止ですけれども、現在は水際、県も含めた水際作戦もあります。それから徹底した畜舎の周辺の防疫対策、消石灰の散布、それの防疫状況の電話でも確認等をとっております。近々、県も消石灰の配布をまた追加する予定になっておりまして、そういった意味で徹底して農家の地区周辺の防疫を考えていきたいと。 なお、万が一に備えて県も含めた防疫対策の演習もやっておりますので、その講習会等参加したことも受けて、市でも産業振興課中心に万が一発生した場合の交通、通行規制とか、人員配置、機材消耗品等の調達、通行、路面ポイントとか、消毒体制、その辺いま検討を机上での演習を行っているところです。以上でございます。 ◆16番(照喜名智議員)  観光関連から先にいきます。今回、あえてこの道の駅について、道の駅については、先程申しましたように、これまで何度も議論をされております。今回、あえて出したのは、さていよいよこの観光、道の駅の基本構想が策定されるにあたりまして、市長の描く道の駅というのがどういうものなのか、私たちが思っている普段あるような道の駅なのかどうかという、そういったコンセプトみたいなものがどこにあるのかということの確認の意味であります。 それで答弁の中で観光振興計画の基本理念、そして地産地消といった考え方のもとに地域の魅力を発信するという、この趣旨には十分私は賛同しております。 それで確認するんですけれども、この答弁の中にありました道の駅のもつ休憩機能、情報発信機能、そして地域の連携機能の3つの機能に縛られないというふうな表現でやっておりました。この要するに、国土交通省の指定するこの道の駅の機能に縛られないということですので、これがどういうことなのかということを確認させて下さい。 要するに、道の駅というのは、国土交通省が指定するというふうに私は理解をしております。それで、道の駅を認定する、指定することによって、国土交通省が大々的に国民にこの道の駅という存在をアピールする、日本地図にも載ります。そして観光パンフレット、あるいは旅行社も必ずといっていいほど、道の駅ということが載ってきます。 そういった宣伝効果も考えると、指定を受けた方がいいんじゃないかなというふうに私は思っております。これに縛られないということは、指定が受けられないんじゃないかなということもありますので、この辺もう一度、再確認させて下さい。 ◎総務企画部参事(宮城敏昭)  お答えいたします。道の駅の採択基準には、トイレの数とか、それから駐車場の設置、それから電話、それから観光案内人、それから24時間体制でないといけないという部分で、道の駅というのは、主要な幹線道路のうちの夜間運転、それから過労運転による交通事故が多発、もしくは多発する恐れのある路線において、その他の休憩のための駐車施設相当区分にわたってその整備をしていかなければならないということで、南城市が調査しました道の駅、例えば交通量の調査等々におきましては、それに該当はしないと、採択の基準に値しないということであります。 ◆16番(照喜名智議員)  この道の駅導入調査の中において、こういったことがわかってきたということですよね。それで、それを国の基準に照らし合わせますと、交通量等々との問題ですが、採択に達しないと。採択基準まで達しないということですよね。 その辺、それはそれで達しないというのであれば、また、それなりの他の方法で道の駅等というところが私は気になっているんですが、道の駅等導入調査というふうにあるんですが、そういったところも含めてのことなのかなというふうに思っております。 それで地産地消、あるいは地域の魅力を発信するということから言いますと、次に私が出してあります物産センターがおそらく道の駅の中心施設、コンセプトはこの辺にあるのかなというふうにいま理解をしております。 そこで、物産センターに移りますが、この物産センターの話は、前回、仲村議員もやっております。そしてそれでもあえて出してあるんですが、この物産センターを市内の農業者、あるいは漁業者方々から再三再四にわたって造らないのかという、いつ造るんだという話もやはり私の耳にも届いております。市民の方からも届いております。そういったことも含めてのこの質問でございます。 それで24年度から、遅くても今年度あたりからは基本構想、この中に物産センターも入ってきますので、今年度から実質的には始まるのかなという感じがしております。 それで、24年度からの建設というそのときの回答だったと、そして今日の回答もそういうふうなことであると理解をしております。この辺について物産センターについての市長の考え方、そしてこの道の駅という全体的なものからの、先程の私が言いました市長の描く道の駅という、その考え方についてひとつお願いします。 ◎市長(古謝景春)  照喜名智議員の質問にお答えをいたします。これまでも道の駅の議論は、旧知念村時代からずっと議論をされておりましたけれども、私はまだ熟度に達していないということで、いわゆる観光の人の流れを作って、そして将来の方向性がみえた中で、それを進めていくべきだということで、ずっと私はノーということで議会でも申し上げてまいりましたけれども、いま皆さんもご承知のように、どんどんこの観光客の形態も変わってきておりますし、むしろ空港から我が南城市にすぐ直接来れれば、12時ぐらいの大体いい時間に来られるということで、どこか食事をするところはないかということも含めて、南城市内のことを言われているわけです。 それについてもできれば、沖縄の食について食べられるところが、団体で食べられるところがあればいいなという話をされております。 それと、貝のサザエとか、巻貝、ティラジャー、あの部分の食というのは、いま私共の安座真の待合施設で何度かいろんな方々にその食をおもてなしといいますか、そういうことをやったときに大変感激をするんですね。殻のティラジャーを出すと、大変おいしいという、ああいう食堂もあってもいいんじゃないかということも考えております。 それとゴーヤーとか、ヘチマとか、そういう食材を利用しながら、その辺の展開を図っていく場所があればなということで考えております。また、マンゴーも産地化されるわけですから、それの高級、いわゆる贈答品としての贈り物としても大変意義深いものがあって、また、それは先のがんじゅう駅でも大里の若いメンバーがそれをやっていけるということで実績もあるわけですから、そういったことも含めて、地産地消も兼ねながら、それをやっていくということができれば、大変有り難いなと思っております。 地場産業を活性化させていくという視点が私は主たる内容だと思っております。そういったことで、とにかく我が南城市で作られたものを食することができる。そして売買することができるということであれば、私はその物産センターは道の駅機能というのは、それが最大の効果だと思っております。 そういった魅力をどうまた作っていくかということも検討しながら、人が流れやすい環境に作っていくことも大事であります。それをいま徐々に徐々に我が南城市の魅力というのをアピールしながら、その全国的な展開をしているわけでありますから、そういったことが徐々に徐々に実績として見えてきたということでございますから、観光協会も立ち上げて、そして宿泊に関しましてもそれを担っていく観光協会でまたその受け入れをしていくようなことになれば、私はもっと信頼度の厚い民泊事業ができてくると思っております。 いつまでも他の事業所と連携取っていくことよりも、むしろ主たる観光協会がそういう事業を展開しながら、行政とともに連携を図っていくことが私は安全な道じゃないかと思っております。 ◆16番(照喜名智議員)  市長からありました地域のもつ魅力、あるいは食材の提供、ティラジャーとか、サザエ、マンゴ、パッションフルーツも私は非常に大事な食材だろうというふうに思っております。ぜひ、この地場産業の活性化に向けて物産センター、早めの建設をお願いしたいというふうに思っております。 そこで、観光客動態調査、これについては平成21年度の沖縄県緊急雇用創出事業を活用した事業であったというふうに私は思っておりまして、あとで資料を提供願いたいというふうに思って、報告書はもう出来上がっているんじゃないかと思っておりますので、それで先程、回答、答弁の中にもありました、この道の駅導入調査、あるいは観光客動態調査をもとにした場所の話がありました。具体的な3点に10カ所から3カ所に今回絞られたということで、これが大里インター佐敷玉城インター、そして知念岬地区というふうに場所の話がございました。 その3点に絞られた理由、これは今後の観光の拠点、あるいは地域活性化の拠点ということで理解をします。 それで、もうそろそろ場所が決まってもおかしくないんじゃないかなというふうに思っておりますので、この辺のところはどうなっているのか。 実は、私は以前に知念岬周辺、そしてがんじゅう駅周辺、あの辺が道の駅として一番適しているんじゃないかなと、国道沿いであるということ、そしてレンタカーが多いということ、そして近くに斎場御嶽、サンサンビーチというのがあるということから考えますと、知念岬公園近くが、私の考えはそうでありますけれども、この辺のところはどうなっているのか、お願いします。 ◎総務企画部参事(宮城敏昭)  お答えします。道の駅等調査報告書では、次のように提案をされております。段階的な整備と連携拠点の創出ということで、今回、候補にあげた3つの地区は、それぞれ地区の特徴があり、現在から将来にかけて非常に利用価値の高い地区であります。 したがって、先にあげたすべての地区は、南城市を観光客等に楽しく回遊してもらうための拠点として利用していくことが望ましいと考えられます。 そこで道の駅等の施設整備の緊急性も勘案して、以下の考え方で整備を提案するということで報告書は謳っております。段階的な地区整備と連携拠点創出の考え方、ステップ1、用地確保の容易性と地区の知名度を利用し、国道に面しているというアクセス性を加味し、知念岬地区に情報を発信、物産販売、地産地消の食を提供できる施設を整備する。 また、情報発信につきましては、平成22年2月25日に南城市観光協会が発足したこともあり、即効性の整備効果があげられるものと考えられます。ステップ2、南部東道路の整備スケジュールも勘案する。大里インター地区詳細エリア選定を行う。 それから大里インター地区については、大里南小学校移転後の利用方法や周辺施設の状況とあわせて、再度整備の検討を行うと。 それからステップ3、ステップ2の調査のもとに大里インター、それから佐敷玉城インター地区を中心とした整備を行うと、特に大里インター地区は、地域拠点として、それから佐敷玉城インター地区は、心と体の健康を拠点としての周辺整備、施設との連携を図るということで提案をされております。以上であります。 ◆16番(照喜名智議員)  ステップ1、ステップ2とかありましたが、この辺はいまここに活字としてありませんので、ちょっとわかりにくいなという感じがいたしました。 それで、わかったのはこの知念岬地区が道の駅として適していると、用地確保がすぐできると、できているというふうに私は思っていますが、大体、国道沿いにあると。もう一つは、観光協会の発足の話がありましたが、観光協会の事務所ががんじゅう駅にあるという点も私は非常に大きな点ではないかなというふうに思っております。 それで、大里インター地区佐敷玉城インター地区についても話がありましたけれども、それぞれ地域活性化、そして健康、癒し、そういった医療部門で、そして統合医療の部門で、そういった感じで活用できるというふうに理解をしております。 それで、いずれにしても知念岬地区に道の駅ができるということで理解をしておきます。 次、観光大使に移りますけれども、ストリートダンスの際にパパイヤ鈴木さん等々の話にも出ておりましたけれども、私は南城市にゆかりのある、例えば大里出身の女優さんもいらっしゃいますし、そういった方々の活用もできるんじゃないかなということがあって、芸能人を活用、そしてもう一つは、南城市内のそういった民活を利用して、公募をしてもいいんじゃないかなというふうに思っております。 いずれにしても制度が必要であるのであれば、早めに制度を設置していただきまして、観光大使というものを活用していただきたいというふうにこれは要望として出しておきます。 民泊についてなんですけれども、私は観光協会等々の話も出しました。そして市長からもいずれは、観光協会で民泊事業をやった方がいいんじゃないかという具体的な話が出ておりますので、これは最終的には観光協会という法人ですので、向こうで決定することであるというふうに思っておりますけれども、いまある既存の事業所、これも取り組みながら、将来的には観光協会でいいと思いますけれども、そういったノウハウとか言いますと、やはり取り組んだ中でやっていった方が民家の活用等々もスムーズにいくんじゃないかなというふうに思っております。将来的には、観光協会でやってほしいという点については、私も一致した考えであります。 それで、もう一つだけですね。いまこの民家さんの質の向上等々も含めて、講習会等々もありましたけれども、グレーゾーンであるというのが非常に大きな私の面白くないと言えば面白くないところでありました。それで、登録制にして簡易宿泊所の登録をしてもらうということで、民家の方々にもお願いをして、個人の方が一人で引き受けてやっておりましたんですが、これが最近、滞っている状況にあります。 そういうことは、南城市の民泊にとってあまり良くないこと、マイナス点だというふうに思っておりますので、これもソフト事業、人材育成、その一環として考えて、観光文化振興課辺りで窓口を引き受けて、この登録制に向けて簡易宿泊所の取得に向けて、民家に啓蒙して進めていってはどうかなというふうに思いますけれども、そこの確認をもう一度お願いします。 ◎総務企画部参事(宮城敏昭)  お答えします。議員のおっしゃるのは、旅館業法に基づく簡易宿泊所の登録のことだと認識をしております。民泊事業を行う場合は、旅館営業許可を取得する必要があります。そのために南城市は、平成22年度に南部農業改良普及センターと協力をしまして、農家民泊開業の手引きを作成をしております。 民泊を受け入れている仲間の方を簡易宿泊所取得アドバイザーとして旅館業営業許可取得に努めてまいりました。そのことが議員のおっしゃる滞っているという部分だと思います。 ところが、現在、民泊を受けている民家の中で、既に旅館業営業許可を取得している方は18件であります。これまで民泊受入協会等が中心に旅館業営業許可の取得が可能かどうかを確認された件数が平成22年3月29日現在で42件であります。ただ、これがいま滞っておりまして、まだ申請、許認可までは至っておりません。 今後、民泊受入事業者や民泊家庭と協力をしながら、旅館業営業許可の許認可を担当する県南部福祉保健所と、それから市はもちろん、それから市観光協会と連携をし、旅館業営業許可取得のための講習会、勉強会を集めて開催をしたいと考えております。以上であります。 雇用創出事業でできないかということでありますが、観光文化と協議をしまして、それができるように今後検討していきたいと思います。 ◆16番(照喜名智議員)  雇用創出事業の活用の話も出ました。非常にいい答弁だったというふうに思っております。いずれにしても、民家さんに自分でやりなさいというのではなくして、南城市が窓口となるということが私は味噌だろうというふうに思っておりますので、これも人材育成、地域活性化に繋がるというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いをします。観光関連については以上です。宮城部長、初当番でご苦労さんでした。 口蹄疫の問題ですが、これについては初日に仲村議員、そして嘉数議員が詳しくやっておりますので、私の方からは情勢の変化、先程は都城市の話もしましたけれども、いまは大分、鹿児島、宮崎、3県の強制での消毒の話も新聞、そしてテレビでも報道もされております。非常に緊急事態かなということも思っております。 そして国家的危機であるというふうな菅総理大臣のコメントもあります。それで万が一沖縄県に入ってきますと、この小さい沖縄県ですので、すぐ蔓延するんじゃないかなというふうな大変危機感をもっておりまして、この水際防止策というのが大事な点だろうと思っております。これについては、国、県の方針に従って進めていくということで理解をしますけれども、単独南城市でできることではありませんので、連携をして、水際で止めるということをやっていただきたいと思っております。 沖縄県は、豚肉社会です。豚肉、牛肉もそうなんですけれども、肉が止まってしまいますと、大変なことになるということは明白でございます。そういったことも含めて、危機感をもって、そして南城市内にも畜産農家もこれだけたくさんの方がいると、影響額も戸数にして40戸、86頭、2,800万円という話がありました。仲村さんの話を聞きますと、これはセリ市出しの子牛だけの話であるよと。実際は、もっと莫大な被害額があるんだよというふうな話もありますので、そういったことも踏まえて十分対策を取っていただきたいというふうに思っております。 それでイベント関係の中止の話もしましたけれども、確認だけ、南城市内でのそういったイベント関係、畜産関係、影響はないですよね。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  畜産関係については、現在、南城市では畜産共進会があるはずなんですけれども、これについてはまだ未定でございます。あと交流とかも含めたチェックをしていきたいと思います。 ◆16番(照喜名智議員)  最後に、この口蹄疫関係について、南城市の畜産農家の方々も非常に戦々恐々としている状況であります。市長の最後のこの間もありましたけれども、状況は変化しております。私は悪化しているんじゃないかなというふうに思っております。市長の考え方をお聞きして、一般質問を終わります。 ◎市長(古謝景春)  口蹄疫に関しましては、本当に大変な事態になったということで認識をいたしております。この前、医療関係の先生方と情報交換をする中で、都城市は感染場所から50キロ離れた場所に感染をしたということで、どういう媒体が考えられるかということもお話を申し上げましたら、ネックは蚊とハエじゃないかなということを言われていましたね。 いわゆるハエなんかは、20キロ、30キロ飛んで活動しているそうですね。広域に飛ぶということで、それから媒体として移っていくんじゃないかということで、今日も担当課にハエ、蚊の発生を防ぐ殺虫も含めて農家で検討した方がいいんじゃないかということを言ってまいりました。これは指示をしております。これはなぜかと申し上げますと、いったん入ったら、すぐ1頭から2頭に、2頭から3頭ということで、豚の場合も牛の1,000倍から2,000倍の感染率と言われておりますから、それを防ぐのも農家としては神経を尖らせながら、そういった対策も練っていかなければいけないということをまず周知すべきだということを申し上げております。 いまの現状の打開につきましては、どうしてもこの水際で防ぐというようなことが大事だということで考えております。それを徹底的に畜舎間の消毒をして、交流は沈静化するまでは防ぐということが大事でありますが、しかしながら、これだけの餌をあげながら、そして換金できないということで、大変な事態に陥っているということで、我が沖縄県においても木曜日から知事を先頭にJA中央会、そして市長会からは私と宮古市長、そして町村会からは伊江島村長と南大東村長が同行して国に要請に行くということになっております。 その動向も見極めながら、今後の対策というのをもっともっと議論をしながら、その方向性を定めていかなければいけないと思っております。これはこれから起こり得る危機管理の問題もございますから、そういったことをどういう方向で、仮に入ってきた場合でも、どういう対策をするかというのは、実際に議論をしながら、シミュレーションをして対策を練っていかなければダメだと思っております。 それを農家の皆さんも、この宮崎、そして他の地域の取り組み等もみて、それを勉強しながら、どう対処していけばいいのかということも含めて、今回、議論をしなければいけないと思っております。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 10時44分)          (再開 11時00分) 再開します。 順次、発言を許します。
    ◆6番(国吉昌実議員)  皆さん、おはようございます。半分まで手は挙がっていたんですが、再度、気合を入れるというのは非常に難しい状況でありますが、一番バッターとして照喜名智議員がホームランを打ちましたので、私もホームランを打てるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは通告に従い、一般質問をさせていただきます。はじめに、大里中学校前県道の改良についてであります。過去に幾度となく同僚議員が取り上げてまいりました。それだけ有益な事業であることが伺い知ることができるわけでありますが、私も合併前の村議会におきまして、その件について取り上げた経緯がありますので、最近の状況等について確認をさせていただきたいと思います。 ①として現段階における県の方針と進捗状況について、お伺いをいたします。②として平成17年12月には、地権者や、そして物件補償の対象となる皆さんの100%近くの同意が得られている中で、今後、事業を進める上で、障害となりそうなものは何なのでしょうか、お伺いをいたします。 次に、大きな2点目でございますが、表現として正しいのかどうかわかりませんが、元気な人応援事業について、お伺いをいたします。 ご案内のとおり、我が国においては、世界に類のない速さで少子高齢化が進んでおります。医療や介護の世界で一つのキーワードとして、2025年問題があげられております。あと15年で高齢化がピークを迎えるというのであります。 いわゆるいまの団塊の世代があと15年もすれば、75歳になってしまうのであります。高齢者の医療や介護を本当にどう守っていくのか。様々な角度から検討し、地方主権の真骨頂として打つべき手を打ち、来るべき時代にいまから備えていかなくてはならないと思うのであります。 そこで、次の点についてお伺いをいたします。①といたしまして、介護保険制度における地域支援事業の一環として他の自治体で実施されている「元気応援ポイント事業」の内容とその事業に対するご認識をお伺いをいたします。 ②といたしまして、上記の事業は、ささやかではあるが「頑張った人は報われる」との考え方に立っております。このような考え方を国民健康保険制度の中に取り入れることはできないでしょうか。課題は多いと思いますが、自分の健康は自ら作り、自ら守るという考え方の気運を盛り上げることに繋がると思いますが、ご見解をお伺いしたいと思います。以上、よろしくお願いをいたします。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  大里中学校前県道の改良についてでございます。県の方針と現在の進捗状況についてですけれども、南部土木事務所としては、現在、工事中の稲嶺十字路の改良工事、これが本年度中に完成させる予定でございます。 そして以前から要請のある大里中学校の改良工事の件ですけれども、現状の障害課題として仲程十字路、大里中学校までの区間において地籍のズレ、現況等のズレがあることもありますし、そういった件について南城市と再度地域とで協議を行い、年度内で整備方針を決定していきたいということでございます。 また、地域からの要請内容については、交通安全上の理由から歩道の設置、要するに安全確保という観点もございますので、現状の道路幅員内での整備ができないかどうかということも今後、南城市、それと地域等の説明会を開催して具体的に事業を進めていく予定となっております。 ◎市民福祉部参事(前川清)  国吉議員のご質問にお答えをいたします。国吉議員のご質問の件で介護保険事業の介護保険制度における地域支援事業の一環として、他の自治体で実施されている元気応援ポイント事業の内容とその事業に対する認識を伺うということであります。 元気応援ポイント事業、これは平成19年頃から東京都を主体にした地域で実施されている。基本的にはまだモデルの域を出ないのかなというぐらいまだ浅い事業なんですけれども、高齢者が増えてきて、ボランティアとか、そこら辺が不足する。あるいは元気で年を取っていくために、あんまり介護保険に頼らない制度が実施できないかということがポイントにあるかと思うんですけれども、東京の稲城市の事業の目的を読み上げてみますと、高齢者が介護支援ボランティア活動を通じて、地域貢献することを積極的に奨励支援し、高齢者自身の社会参加活動を通じた介護予防事業を推進するため、市民の共同連帯の理念に基づき稲城市介護支援ボランティア制度を設け、いきいきとした地域社会となることを目的にする。 こういうふうに高齢者が自らの介護のお世話にならないような方向でいくためにボランティア活動もしながら、地域にも貢献をして、いきいきとした社会を作っていこうというふうなことを目的に設置している。これは東京の足立、杉並、あるいは豊島、いろんな地域でいま最近実施されている。それでもまだまだ数としては全国版ではなくて、主に人口の多い、また逆に言ったら、ちょっと語弊があるかもしれませんけれども、ボランティアがなかなか育たない都市部の地域の方が先行してやってきているのかなという感じがしますけれども、本来ボランティアというのは、無償での言葉が一番適用されるんですけれども、ボランティアが育たなくなってくる時代、地域、そういった中で少しでもボランティアをすれば、それが即お金ということではないんですけれども、このやった分野を少しでも還元をして、単純に言えば、保険料に還元をする。あるいは地域のそういう活動にそのポイントを還元して、地域のために活動していくというふうな方向が一番大きな目的で設置されているということですけれども、単純にこれが内容はいまお話したんですけれども、認識的な話になっていきますと、ボランティアの世界に最近、近年、有償ボランティアという言葉が出てきて、以前のボランティアとちょっと違ってきている面がある。確かに、すべて奉仕でという時代でもなくなってきていますし、いろんなそういうボランティアの世界にも民間の事業が入り込んだりして、なかなか識別、線引きが難しいようなことにもなっています。 そういった中で、こういったことをやっていく必要があるのかどうか。あるいは南城市で、これが必要なのかどうかということも今後検討していかないといけないものかなと。 南城市の場合、介護広域連合に加盟をしていまして、こういった事業展開をする場合には、やはり連合の方向性、あるいは連合としての必要性、そういったものを十分検討しないと、また次にどういうふうなことをするのかというのもちょっといま言及ができないような状態だと思うんですけれども、いずれにしましても、近い将来、保険料が上がると、保険の利用者が増えるという時代が目に見えているだろうというのが、いまの現状ですので、そういったものを打開していくための一つの方策として、介護で頑張ってもらった方には、介護の活用を少し優遇してあげる方向の制度にするのか。あるいは金券、現金で交付をしてご苦労さんですということでの対応になるのか。そういったことを今後、十分検討をしてやっていく必要があるというふうに思います。以上です。 ◎市民福祉部長(知念良光)  おはようございます。国吉昌実議員の元気な人応援事業についての国保事業への考え方についてお答えをしたいと思います。 元気応援ポイント事業については、国民健康保険制度の中に取り入れることができないかということでございますが、国保制度は病気やケガに備えて加入者が普段から保険料を負担し、いざというときの医療費補助に充て、私たちみんなの医療費の負担を軽くしようという助け合いの制度でございます。 個々、個人に対する支援等については、以前には無受診世帯等に対して表彰や記念品贈呈などを実施している市町村がございました。しかし、必ずしも無受診の人が健康とは限らなく、確かに無受診の分、医療費は抑制されます。 しかし、自分の健康は自ら作り、自ら守るという健康保持の基本であり、まずその取り組みの評価、判断等の整理の問題が生じ、廃止となっております。 なお、元気応援ポイント事業の国民健康保険制度導入については、健康づくりへの取り組みや健康指導などの個人データの追跡資料等の整備、さらには活動内容や時間などのチェックなどの課題がございます。 全国的に展開しているのかどうか、インターネットで調べましたが、国保への事業ではなく、主に介護保険での地域支援事業での部分が紹介をされております。 ご提言につきましては、内部で議論を重ねて検討をしていきたいと考えております。 ◆6番(国吉昌実議員)  どうも大変有難うございました。大きく分けて2点ありますので、一つずつちょっと整理をしながら、確認をしたいところ、そして少し議論をしたいところがありますので、よろしくお願いをしたいと思います。大里中学校前の県道の改良につきましては、県の事業であるということは100も承知でございまして、それについてやはりこの南城市議会の方からもこういった形で質問を通すことによって、県の方にお伺いを立てたでしょう。どういうふうな状況になっているか。 そういう意味では、県の方にアピールをするというふうなことでは結構効果があるのかなというふうな思いがありまして、取り上げさせていただきました。 私の質問がなければ、こういうこともなかったんでしょうけれども、この難儀をして下さったこのご苦労に感謝を申し上げたいと思います。 それから稲嶺十字路の改良工事が終わり次第、今年度と言いますと、22年度で終了すると。したがって、23年度採択事業に向けて取り組むというふうな形になると思いますが、確か平成17年12月には、大里中学校の校長、そしてPTAの皆さん、そして大里南小学校の校長、PTAの皆さんの連名でその改良工事をぜひやっていただきたいというふうなことの要請とともに、そしてこの地権者、それから物件補償の対象となる方々のその同意書も取られているというふうな、この一冊にして、その要請がされていると、私は聞いているんですが、それは間違いなく、この要請がされているのかどうか。産業建設部としては、その辺は確認しておりますでしょうか。まず、その1点、確認をさせていただきたいと思います。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  この要請書の件でございますけれども、私としては、この要請書、まだ確認はされておりませんけれども、それをぜひ確認はして、その内容等について、再度また県と詰めてまいりたいと思います。 ◆6番(国吉昌実議員)  部長の方としては、まだ確認をしていないということでございましたけれども、市長、その辺についてはご存知のことがあれば、ぜひお伺いしたいと思います。 ◎市長(古謝景春)  国吉昌実議員の質問にお答えいたします。これは私が1期目市長に立候補したときにも地域の声として、早めにその歩道を造ってもらいたいという要望がございました。それは当初のマニフェストにも載せてやるということで、ずっとその対策を練ってまいりましたが、部長とも相談をして、方向性はもう決まっております。 当時のときに稲嶺十字路が終えればすぐやるということをやっております。いま問題なのが権利関係の地積と登記簿がちょっとずれているというようなことがございます。 それと、前の学校関係の権利関係も含めて、前の新垣芳康さんがそのことについてもある程度、納得をさせたということで、その分の整理ができれば大丈夫ということでございますから、現況も含めての問題でありますから、それはお互い話し合いすればできるんじゃないかということで、その方向性が確認をできれば実施をしていくということでございます。要請は、学校も含めて出ているということを聞いております。大変必要な道路でありますし、前に、県から県道ができているから、それを市道に取ってくれないかというお話がありましたが、私は整備もしないうちから、それを取るわけにはいかないと、早急に整備をしてから検討しましょうということまで申し上げておりますので、本年度整理をしながら、その方向性を定めるということでございます。 ◆6番(国吉昌実議員)  市長、大変有難うございます。1期目のマニフェストとして、その地域についてはそういうふうにやっていきたいというふうな約束というふうなことで、県の方とも方向性はほとんど決まっているというふうにお伺いをして、大変安心をしております。 平成17年に取られたこの同意書もそういう意味においては、生きているというふうに私は認識をしているんですが、それでよろしいのかどうか、あとで答弁をいただきたいと思いますが、もう1点、これから問題になりそうなのは登記簿と、それから地積が現況とずれているというふうな話がありまして、この仲程一帯というのは、ほとんどがそういうふうな状況だというふうにいま聞いているんですが、問題なのはこれから事業を進めていく中で、このずれたまま放っておくというのはまずいのかどうかということと、また現況でやっていくということでは、将来的にこれはまずいことになるのかどうか、その辺のちょっとご認識をお伺いしたいと思います。 ◎市長(古謝景春)  お答えをいたします。全体の地積更正というのは、たぶん私は難しいだろうと思っております。現況の道路の拡幅についての同意というのは、可能性が十分あると思っています。これは他の地域にも結構あるんですね。図根点との地積図とのずれがございます。 前例を申し上げますと、知念の久原の土地改良の部分は、全体のいまの住宅が建っているところよりも1メーター下に寄るんですね、地積が。そのときに土地改良もこれは大変な権利の問題になるなということでありましたけれども、全体の土地改良の中ですから、あれは地積更正が土地改良法でできるものですから、1メートルずらして、その権利を全部整理したということもあって、いま上はまだ直していません。上を直すと、全部1メートルずつ地積更正しないといけないですから、そういったことが図根点とのずれがあるということですから、その分は全体の地積をどうするか云々というのは切り離して、道路の拡張の部分の現況をどうするかということをまず先にやってから、今後の展開を考えていかないと、それと一緒に処理をしようということになれば、私は到底難しい問題だと思っております。 そういった全体のことは、また後程、区民で話をしながら、どういう方向性でやるということを決めていただければ、大変有り難いと思っています。 ◆6番(国吉昌実議員)  この地権者、それからこの物件補償の対象となる方々も、お家もちょっと建て直したいと。セットバックする必要があるのかどうかというふうなことで、大変悩んでいるところもありまして、その方たちのまた意見を聞くと、もう現況でやるしかないんじゃないかというふうな意見の方もいらっしゃいます。 そういう意味では、そういうふうな方向で、合意形成ができていけるんじゃないかなというふうに思っておりますが、通勤、通学路として大変重要な道路でもありますし、子供たちのやっぱり何と言っても安全面を考えると、もう一刻も早くやらなければいけないというふうなことで、大変重要な事業だと思いますので、採択に持っていけるように、ぜひ頑張っていただきたいなというふうに思います。期待をいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 それから中学校前の県道については、以上で終わりたいと思いますが、先程の介護、元気応援ポイント事業、それぞれ事業名が違っておりまして、介護ボランティア事業というふうに呼んでいるところもいっぱいありまして、その方がいいのかなというふうに思っております。 市民福祉部参事と少し認識のちょっと違いがありまして、実は地方公共団体、30以上の地域がいまやり始めているんです。これは増える傾向にあるというふうに言われております。 そういったことで、東京都稲城市が全国で初めて実施をしたということで、確かに浅い事業であります。歴史的にまだ浅い事業であります。19年9月ぐらいからやり始めているというふうな状況でありますので、この内容については、先程、参事の方もいろいろとおっしゃっていましたけれども、もう少し整理をして言うと、介護ボランティアの活動実績に応じてポイントを交付すると、このポイントを交付すると。 2点目には、そのいただいたポイントというのは、介護保険料や介護サービス利用料に充てることができますよというふうなことです。3点目には、保険料を支払いする場合に、実質的な保険料の負担軽減に繋がっていきますよということです。 それから4点目には、高齢者が活動を通じて社会参加ができて、地域貢献やご自身の健康増進を図ることにも繋がっていく、いわゆる介護予防にも繋がっていくというふうなこと、その辺をちょっと整理させていただいた中で、この稲城市の全国で初めて実施をいたしましたけれども、実際には、どういうふうな流れでやっているのか。この介護ボランティア事業にやりたいという方については、どういうふうな形でやっているのか。その辺ちょっと参事の方でわかりましたら、ちょっと中身をご説明いただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ◎市民福祉部参事(前川清)  再質問にお答えします。先程、あまり簡単に説明をしたようで、議員の方が細かい分野の話をしてございますけれども、稲城市の方の介護支援ボランティア制度ということで事業実施をしていると。 制度の概要、先程、議員からもお話がありましたけれども、先程ちょっと早とちりというか、ちょっと早まり過ぎて、有償の話もしましたけれども、これは有償という言葉だけ先に走らすと困るなという分野があって、そこを触れたつもりなんですけれども、介護の支援ボランティアということで、まず自分たちがいずれ世話になる前に、元気な高齢者が地域でボランティアで活動もしながら、自分のいずれ利用する介護保険の手助けをしようと、ポイントとしても基本的に30カ所以上やっているということはありましたけれども、大体、東京都の場合を調べてみますと、1時間につき100円、1ポイントで100円と、それが一日にそのポイントを獲得できるのは、2時間までですと。200円しかならないと。それも毎日毎日やっても年間で5,000円程度のポイントが上限ですよと。 ですから、はっきり言って有償ではないんですけれども、いずれ世話になる。あるいは介護保険が地域で利用されて、資金が足りなくなる、あるいはボランティアがいなくなるというときのために先手を打ってボランティアを確保して、地域みんなで支えていこうというふうなことだと思うんですけれども、この稲城市の場合は、制度の流れですけれども、とりあえずボランティアというのはフリーでやって、じゃ、どういうふうに把握するかということがまず一番最初の問題になります。 そうすると、制度を作ったときには、ボランティアの登録制度というのをまず作ります。登録をしたメンバーが、この市が定めたボランティアの種類と言うんですか、単純に言ったら、デイサービスに行って、そこでお手伝いをする。あるいは施設の方の配食サービスに応援に行く、あるいは話し相手がいない施設に行って話し相手になって、その高齢者の支援をする。いろんな種類の活動があって、それぞれの活動の市が定めた、行政が定めたボランティア内容に対応できるものということをやった場合に、そのポイントを与えて、それが地域によっては、現金に替える、年間で先程お話しましたが、5,000円程度の現金にしか替えられないんですけれども、そういった方向で少しでも足しにしてもらう、あるいは行政によっては、そのポイントを自分で取らないで、そのポイントそのものを寄付して、地域に使ってもらうというような制度で、そのボランティアの制度をどういうふうに登録をしてやるか。あるいはその出席日数と言うんですか、誰がいつ、どこで、何時間したんだとかということも十分チェックしないと、これはまた成り立たない。こういったこともちゃんと整理をしてやっていくことが必要だと、そのためには介護保険課の方でやるのか。あるいは地域の社会福祉協議会の方でやるのか。そういったこともいろいろ課題があって、そういったものもまた十分詰めていかないといけない。 先程ちょっと触れたのが、ものの考え方だと思うんですけれども、100円でもお金を取れば有償とかという言葉になってしまうと、その有償という言葉が先走りし過ぎると、育つものも育たなくなるという懸念もあります。 制度もあっちこっちいろいろ違うものですから、十分吟味をしていい方向の制度を作らないと、またいずれ逆に問題点を出すということもあって、いまいろんな自治体の方では、先行して実施をしている地区の地域の活動の状況をみんな見守っている。 みんなそれぞれに情報収集しながら、将来に備えていま検討しているとかという時期だと思うんですけれども、まだまだ先程言ったようにスタートしたばかりの制度で、特に沖縄みたいなところと東京都と比較できるかという分野もあったりして、大都市部の方が先行してやり始めてきているというのと、南城市と比べると地域性になるのかなと。 それぞれボランティア登録してやっているんですけれども、50万都市であっても登録者数が700~800名とか、南城市の4万人に比べて、全然数が少ないと。 南城市の場合、いまミニデイとか、あるいは支え合い事業とか、いろんな分野でボランティアに活動してもらっていますけれども、社協の方がボランティア、コーディネーターを置いて、いろいろ活動している手前、各地域にそれを支えるボランティアがまだまだしっかりいて、当分そういった分野の活動、南城市はこれから地域のいろんな災害も含めてですけれども、子供たち、あるいは高齢者を支えていくために、地域の支え合い事業を今後展開していこうというふうな方向で、先程完成しました地域福祉計画、活動計画の中でもそういったことを重点においていま取り組んでおりますので、そういったことを活用しながら、この介護のポイント制度もまた検討していければというふうに思います。 ◆6番(国吉昌実議員)  講演していただくのは、またの機会に譲りたいと思いますが、実際には、何と言うのかな、介護保険料を支払うのは40歳から始まります。例えば知念、玉城辺り、いまいろんな人の話を聞くと、もうデイサービス行かないのは損するよと、そういうふうな話も聞こえます。私たちは畑仕事をしながら、介護のこれは使ってないと、だから、もう支払うばっかりかと、もう本当にこのデイサービスもみんなで競い合っていかないと、もう損するよというふうな、そういうふうな感じの部分があるんです。 ですから、本当に頑張っている人たち、自分の体にしっかりケアをしながら、自分に投資をして、一生懸命頑張っている人たちにいくらかでも応えていくという、その精神がひとつは必要じゃないかなというふうに思っているんです。 具体的な形としては、大体が社協にまずボランティアをしたいということで登録をします。その中で登録をしたら、このボランティア手帳を受け取ると、このボランティア手帳を受け取って、ボランティアの受け入れ先の紹介を受ける。どこどこでやっていますよというふうなことの紹介を受ける。 そして、その次に実際に行って、ボランティア活動をする。そしてこのボランティア活動して行ったところにこの手帳を提示して、そこにスタンプをもらうと、これが100円であると、一日2回しかできませんよと、2時間程度ということであります。 それが終わったら、評価ポイントに変えるために、また社協にもう一回申請をします。この1ポイント100円、年間5,000円が上限として指定された金融機関の口座に振り込まれるというふうな状況なんです。 それがあるところによっては、地域振興券で支払ったり、それから商品券で支払ったりというふうな取り組みが、工夫がなされているようであります。 そういうふうなことで、この事業については一石三鳥だというふうに言われているんです。まず1点目が先程も申し上げましたけれども、保険料の軽減、それから2点目には地域貢献、そして社会参加ができると、引きこもりにならないということです。3点目には、ボランティアに参加することによって、自分自身の介護予防に繋がっていくというふうな一石三鳥だというふうに言われています。 どうかその辺のところを考慮の上、ぜひ前向きにひとつ検討していただきたいと思うし、課題は何と言っても介護保険広域連合に入っておりますので、その中で構成市町村の中で合意が得られるかというふうなこともあると思います。 その辺は、誰かが発しないと、その辺については、誰も検討していかないというふうな状況になりますので、先程、冒頭申し上げましたように2025年の問題を考えると、やはり誰かがこのことを真剣に捉えてやっていく、いまから手を打っていくということが大事ではないかなというふうに思いますが、広域連合で、もしこれがみんなでやろうというふうなことになれば、逆にこの商品券も、この構成市町村で全部使えるというふうな状況になれば、スケールメリットとしての利点も出てくるんじゃないかなというふうに思いますが、再度、市民福祉部参事の考え方を聞いておきたいと思います。よろしくお願いします。短めで、すみません、よろしくお願いします。 ◎市民福祉部参事(前川清)  再々質問にお答えします。だいぶ答弁が長かったようでどうもすみません。いま連合の中で、どういうふうな対応をするかということが基本だと思います。早速、担当課を通して連合の方にも、連合の方も当然、この内容は知っているはずなんです。 今後、連合としてどう対応するかというのを早速、検討をちょっとしてくれと。必要であれば、正式な議会提案をするなり、連合の中での議会提案をされるなり、取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。 ◆6番(国吉昌実議員)  有難うございます。やはり協働のまちづくりということで、市長がおっしゃっている点、本当に考えてみますと、3点あると思うんです。自助、自分で自分を助ける。そして共助、コミュニティーで助けていく、公助というのは、この公の機関で助けていく、そういうふうなバランスの取れた形でもっていくということが大事な点じゃないかなと思いますので、その介護保険、この制度についてもやはり自分の体に自分が責任をもってやっていくという、そういった角度からすると、やはりこういった制度を入れながらやっていくことによって、本当に元気でずっと頑張っていくという決意も個人個人に出てくるのではないかなというふうに思いますので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。 時間がなくなってまいりましたけれども、健康保険制度についてでありますけれども、これを取り上げたのは、いまの事業がぜひ健康保険制度の中にも取り入れる部分が結構あるんじゃないかなというふうに思っております。背景としては、やっぱり国保財政が厳しいというふうなこともあります。これはわかっているんです。生活習慣病に起因する疾患で給付費が増大をしているというふうな状況でありますので、一方で負担する側のことを考えると、この医療分、それから支援分、介護の分、健康保険税で考えていくときに限度額が相当上がってきているんですよ。 当初は65万円でした。これが68万円になり、今年は73万円になっているわけです。もうどんどんそういう意味で上がっていくふうな状況でありますし、皆さん、計算したことがあるかどうかわかりませんけれども、年収300万円、大体4人家族で持ち家があるというふうな形で計算をしていきますと、健康保険税が年間に40万円は楽にいくんですよ。 だから、それに年金等を入れていきますと、ゆうに年収の3分の1は全部社会保障関係で消えていくと、それに家賃というか、ローンの支払いがあったりとか、それから学費があったりとか、その生活費、そういった諸々を加えていくとすると、本当に生活としては厳しいなと、これは支える側のいま課題だと思うんですけれども、そういうふうな部分があります。 もう一つは、やはりこの南城市においては、この特定健診の受診率向上の取り組みで、この健康推進委員が地域に出来つつあるというふうな状況であります。 それから食生活改善推進委員の皆さんが一生懸命頑張っている。そういうふうなこの気運が盛り上がってきているというふうな状況があるわけです。そういった中で、この健康保険制度について、そういうふうなものが取り入れられないだろうかというふうな私のお願いなんです。 先程も申し上げました協働のまちづくりというふうなことで、自助、これは自民党が助けるんじゃないんですよ。共助というのは、共産党が助けるわけでもない。公助というのは、公明党が助けるわけでもないんです。この3つを本当に自らやって、そしてこのコミュニティーがまたフォローしていく、そして公の機関で、ひとつまた刺激を与えてやっていく、そういうふうなことだと思うんですね、協働のまちづくり。 そういう面からすると、いわゆる生活習慣病の予防の取り組み、それから食生活改善推進委員の皆さんとか、それから健康推進委員の皆さん、こういうふうな形で共助が出来上がりつつある。その中で、この公助として、こういうふうな事業を取り入れることによって、この自助、自分が自分の健康を守っていくという気運を高めていくことができるのではないかなというふうに思っております。再度、その辺のところでよろしくお願いします。 ◎市民福祉部長(知念良光)  国吉昌実議員の再質問にお答えをしたいと思います。元気応援ポイント事業、国保制度の導入でございます。これにつきましては、やはり国保を取り巻く情勢は、大変財政的に厳しい部分がありまして、医療費が増え続けております。 そこは適正に図るためには、やはり病気の予防や健康の保持増進が何より大切でありますので、市民の健康に対する意識の高揚を図っていきたい。 そのために、やはり公助、行政がいまやるべき部分、国吉議員のご指摘のとおり、まずは診療報酬の点検をいま徹底してやっております。これはやはり重複請求、あるいは資格の有無のチェックをして、しっかり適正な医療費の執行がされているのか。あとはやはり個人向けは医療費の点検確認を行っております。被保険者の健康に対する認識と理解を得るために適正な受診方法や健康増進、そして自分の医療費は、1年間にこれぐらいかかりましたよという部分です。 あともう一つ大きな部分は、保健指導や医療分析を行っております。これは診療報酬明細書を活用して、保健指導を行っております。 これは特定健診、始まったばっかりでございますが、現在、保健指導率は85%いっております。これは国は45%目標でありますが、これはもう既に達成をしております。やっぱり医療費が増える要因としては、生活習慣病に起因をしておりますので、そこら辺の分析等も行っております。 あと医療費の無駄遣いを抑制するために定期的な検診をしましょうとか、薬はむやみに要求をしないとか、あるいは努めて夜間診療は控えましょうとか、そういう部分であります。 あとちなみに、いまコミュニティーが頑張っている分に対して、昨年より特定健診の自治会表彰を行いました。これは実は平成19年度、市全体は25.3%でありました。そのときは特定健診ではございませんが、20年度から特定健診が始まりまして、37.4、今年度が40.5で、ほぼ確定だと思います。 ちなみに、一番大きな字を見てみますと、19年度にわずか23.1から20年度で37.3、21年度は47.34、実に2倍、それでもやはり健康づくり推進委員等含めて、スージグヮーまでのぼり旗を持って、特定健診を受けましょうということで、やっぱりコミュニティーの活動も支えながら、こういう取り組みをやっております。 当分の間は、こういう部分を私なんかは強化をしていきたいというふうに考えております。以上であります。 ◆6番(国吉昌実議員)  水も漏らさぬ形でやっておりますよと、そういう意味では、2025年問題というのは心配ないと、そういうふうな答弁のような感じがしましたけれども、私が言うのは、何ポイントにするか、限度額はいくらにするかというのは、いろいろとこれから詰めていかなければならない部分がいっぱいあります。 ただ、例えばの話、給付費が年間10万円の人は医療費総額では年間約14万2,000円使っているわけです。その3割が個人の支払いですから4万2,600円、これは月額にしますと、3,550円です。その給付費が10万円以下については、何ポイント申請しますよと、この10万円から20万円については、何ポイント申請しますよというふうなことでの段階的な形にしていくというのが一番いいのではないかというふうに思っているんです。 さらに、上乗せ分として健康推進やっている方には、その分上乗せしますよと、食生活改善推進委員をやっている皆さんにこれだけ上乗せしますよ。あと特定健診を受けた人、人間ドックを受けた人、この人にもこのポイントを差し上げますよというふうなこと、これはいろいろと考えればできると思うんですよ。 そしてもう1点は、先程、給付費のお知らせということで半年にいっぺん、もしくは3カ月にいっぺん来ると思いますけれども、僕は費用対効果を考えたときに、本当にこの費用がかかり過ぎているんじゃないかなというふうに思うんです。 この給付費のお知らせの中にポイントを書いて、1年に一回もらって、それを窓口に行って、ポイントに還元してもらうと、そういうふうなやり方だって、いくらでも変えればできるのではないかなというふうに思っております。この辺をしっかり検討していただきたいと思いますので、部長、何か言いたそうですね、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎市民福祉部長(知念良光)  再々質問にお答えをします。先も説明したとおり、やはり国保制度のこの趣旨等々ですね、あとは先も元気で、頑張った人の評価の部分ですね、当然、元気な人も頑張っていると思います。あるいは、またやはり現在、治療中の人でも頑張っている人もおります。 そういう部分で、どういうふうに評価と言うんでしょうかね、そこら辺が整理の部分がございまして、ですから、さっきも言いましたように、ちょっと内部で検討をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆6番(国吉昌実議員)  何かホームランを打てなかったなと思っているんですが、市長、そのやり取りを聞いて、この介護と医療の部分について、ぜひご所見をお伺いしたいと思います。よろしくお願いをいたします。 ◎市長(古謝景春)  確かに給付事業だけに重きを置くと、この医療制度というのは、大変壊れてくるということで、これは当然、必要な人には必要な医療行為をしなければいけないし、また、それは私共もしっかり支えていく、そういうことをやっていかなければいけないんですが、国保連合会においても、私は理事をしておりまして、その中でいまの給付だけではなくて、予防医学にも力を入れないといけないよという話をして、いま我が南城市がその見本としていまやっておりますけれども、そういう流れの中で、将来の医療費の抑制というのをまず実績を上げることが大事だということで、いま相当こまめに取り組んでおります。 これは特定健診を受けた人、そしてレセプトの中身をチェックをしながら保健指導を徹底してやっております。仮に、このことがいま実施をしなければ大きな病気にかかる人がいま抑えられているということは、その数字にも表れているわけでありますから、そういったことをやっていけば、高齢化率はどんどん伸びていくんですが、医療費は横ばいになっていく可能性というのは十分あるわけですから、それをいま取り組んでおります。 そういった中で、いま介護もそうでありますが、行かなければ損をするというようなことにはなってはいけませんし、また、全体の医療費をどうするかということも考えながら、ポイント制度がいいのかどうかというのも今後検討をさせていただきたいと思っております。 稲城市の市長とも懇意にお付き合いをさせていただいておりますが、ゴルフ界の石川良一ですね、向こうの市長は。そういった関係で、ずっと情報交換をしながらやっておりますが、まずはどういったことがいま実践としてやられているかどうか、話し合いをしてみたいと思っております。 また、仲村議員も介護の広域連合の議員ですから、そういったポイント制度に向けてもぜひご提言願ってまたこれが抑制できるのであれば、大変意義深いことであると思っておりますので、ご検討させていただきたいと思います。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 11時49分)          (再開 13時30分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 順次、発言を許します。 ◆4番(比嘉徳吉議員)  こんにちは。先に通告してあります3点について一般質問を行います。 まず1点目に饒波川の整備についてであります。饒波川の中ほどの下流部になります。まんぷく食堂付近の県道下流約100メートルは未整備で、現在、雑草等が生い茂り、水のスムーズな流れが阻害されている状況であります。 大雨の度に近くの県道は浸水を繰り返し通行車両も度々巻き込まれ被害を受けている。河川沿いは市道が通っているが雑草の繁茂で幅員が狭くなり、通行車両や農作業にも支障を来たしております。 また、来る9月からは南小学校も新設校に移転する予定になっております。この市道も通学路になり、未整備区域は、大変危険で、整備が急がれるところであるが、次の点についてお伺いいたします。 まず1点目に、現場の現状をどのように把握しておりますか。2番目に近くの県道の冠水についても把握しておりますか。3、上流は南風原地区の集落整備事業関連で整備されまして、水の流れが大変よくなっており、付近住民、あるいは地域から大変喜ばれているわけでありますが、ここだけが未整備であり、今後の整備計画についてお伺いいたします。4番目に、南小学校の移転に伴う通学路として安全確保の面から整備の必要性を教育委員会としてどのように認識しておりますか。以上、1点目についてはお伺いいたします。次に、同じく2点目に饒波川の災害復旧についてであります。これにつきましても、この未整備地区から約700~800メートルいったところの饒波川、南小学校の近く、これ切合橋上流の間知積み左側側壁3スパン30メートルが去る平成19年12月21日の集中豪雨時に決壊し、3年近くもこれまで放置されてきております。 やはり3年近くとなりますと、被害も拡大しているいまの状況でありまして、現在は間知積みがこの1スパンが真ん中から折れまして、弓状にこの河川の方に飛び出ているという状況であります。この3スパンが完全に崩壊すれば、水の流れが完全に止まり、上流部で浸水の被害も懸念される状況にあるわけであります。この件につきましては、前々から整備について区からの要請、あるいは区長、あるいは区三役等、役所に足を運びまして要請もやってきたわけでございますが、現在まで当時の状況で残っているような状況であります。 次の点にお伺いをしたいと思います。まず1点目に、前部長からの事務引継ぎはスムーズに行われてきているかどうか。2点目に、新部長は大里の出身ということで、現場は前々から確認しているかと思いますが、いまの状況をどのように捉えているかどうか、お伺いいたしたいと思います。3番目に、この災害復旧計画、災害復旧ということで2年半もなるわけでありますが、これ以外の事業関係もまたあるかどうか、お願いしたいと思います。 3番目に、内原公園テニスコート補修についてであります。この内原公園テニスコートについては、これまで陥没箇所が何カ所かありました。最近、これが一部補修されテニスの愛好者から喜ばれているところでありますが、この補修箇所が現況部分との色合いが極端な差があり、違和感があって、いろいろテニス愛好者からこれでいいかといういろんな話があるわけであります。 これにつきましては、私も役所にお伺いしまして、いろいろ担当にもお聞きしたわけでありますが、やはり仕様書にしっかりとこの色合い関係、指示すべきではなかったかという、そういったものが気づかれるわけでありまして、やはりこれだけの90万円ぐらいという予算を投入やっているわけでありますが、これに見合う効果があるべきだと思うわけでありますが、いまの状況を部長としてどのように捉えて、いまのままでいいのかどうか。あるいは話を聞くところによると、後々年数が経てば、色も冷めると言うんですか、一体感が保てるんじゃないかなというお話もあるわけでありますが、ひとつご答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  比嘉徳吉議員の饒波川の整備について、饒波川災害復旧について、この2点について、お答えをいたします。まず1点目の饒波川の整備について、現場の現状をどのように把握しているかということでございます。ご指摘のとおりの未整備で、雑草も繁茂いたしております。 水の流れ等については、河川沿いの市道を越流して畑、農作業等に甚大な被害を及ぼしたということは、過去その把握はしておりませんが、近年で覚えていますのが、平成19年12月、その以前が平成9年か10年辺りに大雨があったわけですけれども、その辺りについて、その河川が越流をしたということは聞いております。 それから現況としては、そこの方は、県道の饒波川の河川でございますけれども、県道横断をしておりまして、そこをボックスカルバートから下流側に抜けてきまして、そのように流れ等、急勾配のところもありますが、減勢工、落差溝等の河川床に敷かれておりまして、そこが頑丈のせいかどうか、注水断面、それから河川側壁の崩落等がいまのところない状況です。我々としましても、そこは保護するために雑石等も投入しまして、河川床の保護をしております。 今後は、注水断面の確保のために河川床等の浚渫をしたりして、それから市道沿いの雑草を取り除き、雑草が生えないように張りコンクリートで対処できるのかというふうなことも考えております。 そうすることによりまして、市道幅員の確保、通行車両の安全確保もでき、農作業にも支障がないようにと考えております。 なお、そこの一部経過年数で、安全柵等もいま不備な状況になっていますので、その辺の転落防止等も含めて対応していきたいと思います。 2点目の近くの県道の冠水についてですけれども、この県道については、雨の度に路面、車道の方で冠水を繰り返しておりまして、長年、そういう状況が放置されているようなところがあります。 現況は見てみますと、L型側溝の環境型側溝ではなくて、L型で所々にグレーチングで水を抜いて、さらに歩道の方に暗渠を配置して、先程のボックスカルバートで横断してきました上流側の方に水を導くようになっているわけでございます。 ですから普段水であれば十分河川の方に入っていけるんですが、ある一定の注水断面上がると、そこに影響するかもしれません。 ですけれども、県道の車道の路面状況をみますと、この車道の水を集めるためのグレーチングが適切な場所にないというふうに感じております。 一番低いところじゃなくて、ある程度高さ、水が流れ込まないところにあって、一番低いところで冠水をしているという状況が見えますので、その辺については土木事務所の維持管理班とも対策を含めて、いま調査をしているところです。引き続き、これの解消について要請をしてまいります。 それから上流は整備されたが、この件の未整備の整備計画でございます。上流の整備については、農水省の南風原地区集落排水で整備をしており、この場所については、集落の地区外として未整備の箇所までは、取り込めなかった状況でございます。 今後の未整備の整備箇所については、順次いままでやって実施をされておりました公共土木施設、災害復旧事業等で財政負担のないような整備を図っていきたいと。 しかし、今後この河川の越流等により、農作物、農地等に災害が及ぼすようであれば、他の事業も検討するべきであろうというふうに思います。1点目をお答えしました。 次、復旧事業については、次の答弁にしたいと思います。 河川整備について、④の小学校の移転の件は、教育委員会の部分がありましたけれども。 次、饒波川の災害復旧事業について、お答えをいたします。平成19年12月に集中豪雨により、この河川側壁の間知ブロックが中折れした状態で、そのまま整備されずに、未整備であるということでございます。 まず1点目の前部長からの引継ぎを受けたか、行われたかという、前部長からの引継ぎは受けております。それから新部長は、現場を確認してどう感じているかでございますが、引継ぎを受け、現場も確認をしております。 災害復旧事業で実施済みの箇所でありまして、再度、災害が起きた原因など、そういったものを究明した後に工法など、十分検討して対処すべきだと感じております。 この現場の復旧計画はどう立てているかということでございますが、災害発生以来、間知積み擁壁の状態をいま監視しているところです。 それから災害復旧計画については、公共土木災害復旧事業の査定を受けて、事業を実施する計画であります。 しかしながら、初日に屋冝議員の災害復旧関係の気象条件、査定条件としましてのことをご説明、答弁申し上げましたけれども、一部説明不足のところがございました。 災害適用雨量で日雨量、24時間雨量80ミリ、それから時間雨量20ミリと答弁をいたしましたが、これにつきましては、道路、それからその他の公共土木施設等のことでございまして、河川災害については、別段規定がございまして、説明不足で申し訳なかったんですけれども、これについては計画高水量の6割を超えた程度ということがございまして、そうすると大雨のときに監視しに行くとか、うまくそういった越流状況を監視できればいいんですけれども、それ以外の部分についてほとんど災害が起きた後に現地に行って、ここまで水位が上がっていた痕跡を写真に撮っていま越流状況等を含めて説明をして、査定を受けているところです。 そういうことがありまして、過去の災害でございますけれども、今後はそういった状況のものでもって、河川水量のチェックをいたしまして、監視をいたしまして、それを災害復旧事業として査定を受けていければというふうに考えております。 ◎教育部長(呉屋善永)  それでは比嘉徳吉議員の大きく2点のご質問がございまして、まず1点目の饒波川の整備について教育委員会の認識を問うというご質問にお答えします。 大里南小学校の移転に伴う通学路の確保につきましては、道路整備がなされる必要性があります。現在、大里南小学校、要するに移転地へのアクセス道路の整備について、所管部において整備に向けた取り組みが進められているところでございます。 教育委員会としましては、早期に整備されるよう要望するとともに、それまでの間、現状の道路状況の中で、より安全な通学路の指定に向け、学校側と教師、又はPTA、地域及び与那原署との連携により、交通安全街頭指導、交通安全の啓発看板の設置など、児童の登下校の安全確保に向けて対策を講じてまいりたいと思います。 次に大きい2点目の大里内原公園のテニスコートの補修についてお答えします。テニスコートの補修については、3社に見積依頼をして、安い業者と工事請負契約を交わし、工事を進めてまいりました。 舗装面が極端に現況部分と違うとの苦情が出ているとのことでございますが、この表面の塗装については、ただ単にペンキを塗って仕上げるというわけではございません。陥没箇所を補修しまして、下地にクッション層の塗装を行い、そしてさらに線入りのマスチック剤というものを2回目に塗装を行います。それから仕上げとしてアスエース塗装を3回目で行いまして、約3ミリほどの層を作り、仕上げておるところでございます。 このアスエース舗装の標準色は4色しかございません。この現況のコートの色は、長年経過しておりまして、また他社製品であり同色は難しいということで、日数の経過とともに色が落ち、そして現況に近くなるということで、このライトブルーの舗装になっているわけでございます。 本来ならば、コートのプレーゾーンの全面塗装が、直しが原則だと考えておりますが、予算の関係上、陥没、剥離箇所のみを修繕としているわけでございます。 特に練習、あるいはプレー等には支障はないものと考えております。以上でございます。 ◆4番(比嘉徳吉議員)  1点目から再質問を行ってまいります。まず、まんぷく食堂の未整備箇所の整備関係、これにつきましては、部長から答弁があるとおりでありまして、県道周辺を通る県道関係、そことの関連があるわけです。 現況については、部長も確認済みでありまして、これにつきましては、約1カ年ぐらい前に全部雑草関係を取り除いて雑石を入れましてやりましたが、やはりあのときの状況とまた変わらないような状況になっているということで、特にカーラブシーあれが相当繁茂しまして、もう道の中に落ちて、中の流れの方も阻害されているということです。 これにつきましては、やはり先程もありますように近の県道、これについては部長も中身の確認、答弁がありましたが、やはり構造的な問題があるということで、これは前から指摘がありますが、県の言い分は、これに加えてこの未整備地区の関係、水の流れが阻害されている。こういった県の言い分もありまして、私は今日はまた午前中かなり大雨が降っておりますよね。そこを通りましたら、やはりもう冠水して、このぐらいの雨でもすぐ冠水するような状況があるということで、これはやはりこの構造的な問題、グレーチング関係も先程指摘がありましたが、グレーチングの場所の問題等を含めて、この流れをどのようにするかということで、やはりいま雑草関係が繁茂している関係で、やはりこのぐらいの雨でも冠水するんじゃないかなと感じたわけであります。私、12時前にそこを通りましたら、もう既に冠水が始まっている状況ですね。 対策としては、部長はこの辺の雑草関係を取り除き、あるいは安全策等、通学路の確保は考えていくという抜本的整備は、いまのところは見当たらないような感じがするわけでありますが、この整備計画関係、公共災害復旧関係もありましたが、そこは大里時代からなかなか壊れないということで、崩れないという状況がありまして、なかなか災害復旧も適用できないという状況、十分部長もおわかりだと思いますが、答弁では災害復旧関係も取り入れていきたいというふうなあれがありまして、この崩れるまで待つということは、もう大変なことになります。 今後は、先程、南小学校関係の答弁もいただきましたが、この辺、十分なる整備ができる間の対応、草刈り等、これは部落でも対応できないような状況なんですよ、実際。 それからすると、すぐ近くには整備できないような中でありますが、十分この辺はいろんな事業、いま合併という中身で5年目に入りましたが、合併特例債を利用する財政的には大変厳しいかもしれませんが、あるいは合併補助金等、いろいろ諸々の事業を考えながら、この辺は災害を待つのではなくて、やってもらいたいという、これは十分管理の上できるんでしたらいいんですが、1カ年に1回ではこの丈関係、3カ月ではぱっと生えてきますから、本当にこれでは管理できるかという通学路としての一番懸念材料、そして冠水問題含めて、この二つの問題がありますから、十分なる対応をやってもらいたいわけでありますが、再度質問をお願いしたいと思います。 やはり、これは教育委員会とも関連があるわけでありまして、教育部長もやはり学校、地域、あるいはPTA関係とも連携もしながら安全確保を図っていく、あるいは安全柵の設置についても事業課と取り組みながらやっていきたいということでありますから、やはり素晴らしい南小学校ができるわけでありますから、この部分をどうにか早めに考えて、抜本的対策をお願いしたいと思いますが、ひとつ部長、もう一度お願いしたいと思います。 特に災害関係待つのではなくて、別の事業の導入関係できないかどうか。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  市町村行政の責務として、住民の生命財産を守るという立場もございます。そういう意味では、災害を待つのかという後手の事業整備計画になるかと思いますけれども、ここの方が極端に通行ができないとか、農作業、頻繁に氾濫をして早急に河川改修をしないといけないという状況にはまだなってない。 ただ、学校等、その関係を含めますと、そういった安全確保が大事になってきます。 それと、いま河川の整備の件でお話をしているわけですけれども、将来的には、そこの道路整備も含めて一体となった道路の県道取り付けの巻き込みとか、いろんなことがまた調整されてくるわけですので、やはり待つのではなくて、積極的にそこの改修計画等は検討していく必要があるだろうと思っています。部内でも検討していきたいと思います。 ◆4番(比嘉徳吉議員)  素晴らしい部長のまた積極的答弁がありましたので、この辺は期待しながら、特に県道関係、これは十分調整しないと、やはりグレーチングの問題、あるいは構造的な問題があるというのは、これはもうはっきりやっておりますから、これとの関連で、ぜひ県とも調整しながら、早めの対応ができることをお願いしたいと思います。 次、同じ饒波川の下流部の災害関係、これにつきましては、私もう何回も区長と一緒に担当部局を回りまして、これは部長もおっしゃるように、平成19年12月21日の大雨の災害、あのときはもう南城市全体いろんな災害が発生しておりますよね。 そのときに改修終わりました農協裏の駐車場、これはすぐ対応してやってもらいました。あと1点は、もっと下流部の稲嶺のエースの靴屋、あれもかなり大きい災害で、あの災害とこのJAの駐車場の中間ですね、ちょうど。これはその時点においては、見逃しているという、そういった状況。 私もこれは当時は、各現場を回りましたが、仲程ダムの下流部とか、全部そのときは温室関係とかの施設も破損を受けました。いろんな草から作物関係被害を受けて、ここだけが把握できなくて、役所もこれはいろんな調査を入れているわけでありますが、その時点において見逃しているということで、私もこの現場を確認することはできなかったわけでありますが、周辺の農家から連絡が入りまして、1~2カ月後、こういった状況もあったんだなということで、早速、役所の方に連絡しましたら、災害の査定の時期からは、もう外れまして、次の雨を待つ以外ないという、そういった確認をやっておりまして、それを期待しておりましたが、2カ年半もこういった状況になっているということで、先程、一般質問の初日に屋冝宣勇議員、災害関係ありましたね。公共土木災害復旧事業について、20ミリ以上だったら、日雨量が80ミリ、時間雨量が20ミリ以上という答弁があったものですから、その後確認しましたら、やはりそういった、これまで20ミリ以上の時間雨量は何回もあるんですよ。 前の部長にお聞きしましたら、40ミリ以上という回答もあったものですから、これまで40ミリ以上の時間雨量は、私もないと思っております。 最近の雨量関係の調査を見てみますと、5月10日に南城市で45ミリ降っております。そして同じく5月23日に、これは県全体で、県全体の降雨量でありますが、時間雨量ですよ、もちろん。71ミリ降っているわけですよね。 これについてはこういった雨量が降っているから該当するんじゃないかということで、再度休憩中に確認しましたら、この流れる水量が、水位が6割ぐらいないとできないよと、これをどのように把握するかと言うと、かなり難しい、現場写真撮るとなると。この6割以上の水の流れをどのように今後把握するかという、本当に大雨時に向こうに出向いて写真撮らないと、この6割以上というのは確認できないんじゃないかなと。やはりこれは3スパン、30メートルなると、かなりのそういった事業量、工事料関係がかかると思うわけでありますが、こういった状況を私も理解するわけでありますが、これまで2年半も放置してきたというのをやはりお互いは反省しながら、今後の取り組みをやらんといけないんじゃないかなと、このような感覚をもっているわけであります。 今後、やはりこれは公共土木災害復旧事業で対応すれば、かなりの高率補助で対応できて、市の予算もいくらか投入すればできるという感覚をもっておりますので、ぜひとも現場を十分今後とも確認しながら、今後の対応をお願いしたいと、このように思っている次第であります。 一つ、市長、こういった状況を市長も確認なさっているかと思いますので、今後の対応についてひとつお願いしたいと思います。部長とまた重複する答弁になるかもしれませんが、積極的なその辺の取り組みをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(古謝景春)  比嘉徳吉議員の質問にお答えをいたします。まんぷく食堂の方向については、朝の交通安全の街頭指導でいつも向こうで集まって調査しておりますが、北側から来る子供たちは、この十字路を渡って、この道路を通るだろうということで、危険性がないのかということも含めて回ってみてまいりました。 平成19年にちょこっと崩壊したということで、当時の雨量が災害に適用できなかったということで申請されてないようでありますが、これからもまた災害に達成する雨量も降ってくるだろうと思いますから、そういったことも含めて、そのときにまた災害認定を受けるということも可能性として十分あるわけですから、安全でなければならないというような河川整備でございますから、そういった方向性もみながら補助で対応できるような仕組みづくりを模索してまいりたいと思っております。 ◆4番(比嘉徳吉議員)  市長、よろしくお願いしたいと思います。この件については、前々から仲程区の方から要請も出しまして、現場写真も貼りつけてやっているんですが、市長、休憩でよろしいんですが、この現場を確認、写真でもよろしいんですが、現場の確認というのはなさっておりますか。 ◎市長(古謝景春)  お答えをいたします。要請の場合には、全部決裁を回して、私は図面も詳細見て、すぐ対応できる分は対応するようにということの指示はいたしております。 しかし、皆さんご承知のように、月にたくさんの要請が来るものですから、それをどういう形で整理をするかということは、担当課でその分は把握をしながら、ずっと今回の緊急の事業につきましても、結構多くの事業が解消されるということでございますから、そういったものも含めて、どういう事業で取り入れできるかということは常に考えながらやっております。 ○議長(川平善範)  残り3分です。 ◆4番(比嘉徳吉議員)  ぜひ市長、この現場は、やはりこれだけ放置したということで、農家からもそれなりの強い要望がありますので、ぜひ時間が、空けられる時間帯でもよろしいですから、現場は一度確認してもらいたいとぜひお願いしたいと思います。 テニスコート場関係について、あと1点だけお願いしたいと思いますが、やはり私も現場2回ほど確認しました。最近も回ってきました。1~2カ月ほど前に整備終わった後、すぐ現場も見ましたが、やはり違和感があるという感覚は拭えないわけであります。 仕様書関係、いろいろ確認もやりましたが、現在の色はやはりこの色合いが落ちて4色の色しかないという、この辺の仕方ない中身はわかるわけでありますが、やはり今後はこれだけの予算、市税を投入するわけでありますが、やはり事業を展開する場合には、この業者の言いなりと言うんですか、この色合いというのは、4色しかないよではいけないと。これは私の感覚では配合、色の調合関係、そのままやればできたんじゃないかなという私の感覚があるものですから、今回は質問しておりますが、今後やはり事業する場合には、事業者任せではなくて、十分なる調整のもとにこの辺は事後の措置というのは、これは大変なことになりますから、これは各部に言えることでありますが、十分なる仕事をやる場合は、事業を展開する場合は、その辺のきめ細かい調整をやってもらいたいという、そういったことで今回質問出しておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 ○議長(川平善範)  一般質問を続けます。順次、発言を許します。 ◆13番(大城悟議員)  皆さん、こんにちは。午後の一番ということで出してあったんですが、2番目になりました。よろしくお願いしたいと思います。 先日、通告してありました2点の質問をいたします。1点目の県道77号線与那原糸満線の排水路についてであります。この県道77号線は、拡張整備されてからは、もう30数年になろうかと思いますが、近年、維持管理がされてないようであります。 歩道は、除草作業もされてなく、雑草は繁茂し、歩道としての機能は失っている状態であります。東風平三差路から稲嶺十字路に向かって左側の排水路ですが、上流は八重瀬町屋宜原団地方向ですが、大雨時にはかなりの水量があります。 排水路の断面は、800ミリ、800ミリで、一部分は埋設されておりまして、あとはオープンの三面張り現場打ちの排水路になっておりますが、維持管理がされてなく、排水路の上は草木で覆われており、排水路が見えない状態であり、枯枝や雑草、法面からの土砂等が流れ込んで堆積し、せき止められて畑に流れ込み、畑の土まで流出し、農道まで被害が出ている状態であります。 これは最近、ユンボでその堆積物は取り除かれております。先週の金曜日ぐらいですか、除草作業を少しやってあるようであります。 また、右側の排水路ですが、拡張整備前は稲嶺集落の方へは流末処理はされてなかったようですが、整備後、集落に流れておりまして、大雨のときはかなりの水量が流れ込んでいるようでありまして、集落の浸水被害を区民の皆さんは、いつも心配しておりまして、平成19年12月21日の集中豪雨で3センチの床上浸水で被害が出ております。流末の方向を変え、集落に流れ込まないような対策をしてほしいということであります。 1点目の県道77号線、稲嶺地区排水路の流末と維持管理について、お伺いいたします。 2点目の市の臨時職員についてであります。国のバブル崩壊後、景気が悪くなり、国の財政状況の悪化等で、公共工事の減少等が重なり、仕事が減少し、県内の完全失業率も全国トップであります。今年4月は、前年同月よりも0.4ポイント完全失業率が上昇し、8%まで上がっております。働きたくても仕事が見つからない厳しい状況であります。 市民の方々の声がありまして、特に若い主婦の皆さんからですが、私も市の臨時雇用で働きたいと、応募方法とかがわからず、応募窓口もわからないとの意見が多数ありまして、そこで質問をいたしております。 ①で募集方法と募集窓口について。②で応募基準、資格等について。③で採用決定方法はどうなっているのか。④で契約期間について、以上2点の質問をお願いいたします。再質問は、自席にて行います。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  大城悟議員の1点目の県道77号線排水路について、稲嶺地内排水路の流末と維持管理についてということであります。県道が東風平方面から稲嶺十字路向け、左右の排水路についていま質問だったと思います。まず東風平側から来まして、稲嶺十字路向け左手の排水路の件、この辺、ここが県道の改良工事で当時軽便鉄道の用地がありまして、そこはちょっと窪んでいたんですが、旧県道よりも。そこを埋め立てて、一直線に東風平まで道路改良しまして、そこに土地改良側との、土地改良は後ですけれども、土地改良との法面ができまして、土の法面の中腹辺りに、いま言った800、800のコンクリートの排水路ができているわけです。 それから東風平側は、いま整備されまして、駐車場とか、休憩場みたいになりまして、一部暗渠になっております。 これがずっと湧稲国の屋宜原線の入口辺りまで流域を持っているわけですが、すべてこっち来ます。ですけれども、大雨とかのときに度々、土法面の排水路の方で雑草等が繁茂しておる関係で、そこに詰まりまして、土地改良側の法面が一部崩落したり、そこから農地の方に流れ込みまして、表土を流出したり、いろいろなことがあります。 この辺については、いま雑草が生えているのをまず解消しまして、この排水路の管理が先決になってくると思います。 この水路については、稲嶺の土地改良の農業排水に結ばれて、そこからいまため池を造っております。5,000トンだったですか、そこの方の流域としても水を誘導しているわけですから、非常に助かっている部分もありますが、そういった越流のないように雑草等を刈り飛ばして、それからその歩道の植栽がガジュマルみたいな大木になる木になっておりまして、本当に歩道のようになってないと。もう歩けば躓いて転ぶんじゃないかというふうなこともございます。幅員も狭めていて、そういった抜本的に法面含めてやれば、雑草が生えなくてうまくできていくのかなと、その辺を県にまた要望もしていきたい。 右側の方ですけれども、やはり勾配は取られているんですが、そこの勾配が片勾配になっています関係で、東風平から稲嶺に向かう右手の方、グレーチング等でうまく水受けるようにしていますけれども、グレーチングのところの排水の清掃とか、それから流末処理がうまくいっていないんじゃないかなという気がしますので、その辺も含めて両サイドの排水対策について、南部土木事務所に現地を見ながら、それと歩道の改善も含めて、改善策を考えていきたいと思います。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  大城悟議員の2点目の南城市臨時職員についてお答えします。まず1点目なんですが、募集方法と募集窓口について、募集の方法は市の広報誌により市民への公募を行って、通年で総務課窓口の方で臨時職員の登録名簿に登録しております。臨時職員やりたいという方があれば、随時受け付けておりますので、よろしくお願いします。 それから2点目なんですが、応募基準、資格等についてなんですが、この件につきましては、特に有資格者、保健師、管理栄養士、ケアマネージャー、看護師等の条件を付す場合は、特別にまた広報で広報して、条件及び基準等を付して募集を行うようにしております。 そして3点目なんですが、採用決定方法はどのようになっているかということなんですが、履歴書を出して登録してもらっておりますので、その中から書類先行でやる場合もあります。それから面接を実施して決定する方法も取っております。 契約期間についてなんですが、臨時職員の場合は6カ月以内、又は1回の更新の1年以内となります。 それから嘱託職員の場合は、1年の期間となり、最大4回の更新が可能となります。以上であります。 ◆13番(大城悟議員)  1点目の県道77号線の排水路についてからいきたいと思います。部長の答弁では、特に除草作業をすれば、おそらく解消されるだろうというふうに聞いております。確かに、私も現場調査をして、この土地改良に流れている方の左側は上流部分の両サイドが法面になって、法面の下に2メートルぐらい、1メートル50ぐらいですか、下の方に排水路が設置されている関係で、上からのごみ等々は全部排水路に入ってしまうというような状況になっております。 構造的にそういう構造になっていますから、特にこの除草作業、そういうのをこまめにやっておれば詰まることはないだろうと思っております。 それから土砂等も流れ込んで堆積して、せき止めするわけですから、そういう対策もしてほしいと思います。下流側を見ますと、いまのところは、容量的には大丈夫だろうとみております。 ただ、見ますと、10年も除草作業はやってないんじゃないかなと思うぐらい草木が伸びていますので、そこはまた県の方と調整して、ぜひそういう災害が出ないようにやってもらいたいと思います。 この右側の方ですけれども、改良以前は稲嶺の集落には流れてなかったと、拡張整備してから流末が集落内に向けられて、いま現在、流されているようですけれども、一旦はそれから入って、また逆戻りして土地改良の方に入ってきますね。いまちょうど稲嶺集落の場合、県道77号線でちょうどダムの堤防みたいな感じになっておりますから、この幹線排水がありまして、いまの右側の方の排水はもう一つの小さい方の排水に導かれてはいるんですが、隣接地が埋土で雑石積んで上げてある関係で、目視では確認できないわけですよね、上に鉄板とか、いろんなものが置いてあって。 下流側を見ますと、その排水も断面はあるように思うんですよ。ちょうど77号線の要するに横断している部分は。断面はあるような感じするんですよ。上流は、しかし本当に目視で確認できないものですから、何年か前に見たときには、下流側より上は小さく見えるわけですよね。雑石積んで縮めてあるかどうか知りませんけれども。 のみ口が小さくなって、中の方はある程度の容量はあるかもしれないですよ。要するに、横断している部分はそれだけの水が流れるぐらいの容量はあるかもしれない。のみ口が小さくなっているような感じがするわけですよね。そうであれば、まず対策としてはのみ口の方をちゃんと確認して、この小さくなっていれば水がスムーズに捌けるような対策もどうかなと思っています。 そこで部長が県と調整する場合に、ちゃんと調整してからやってほしくて、部長にもう一度その件お願いしたいと思います。 部長は、地元ですからよくわかりますよね。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  東風平からの左手の方が先程申し上げましたとおり、上の歩道の方もちょっと歪が出ておりますので、そこを含めて雑草が生えるような法面を解消していくような工法にもっていけないかなと、いま県とはそういうふうな交渉をしていきたいなと思います。 それから右手側の方、やはりそこにうまく流末処理が、おそらくここに枡があって、県道を横断するような形にはなっていると思うんですけれども、実際は稲嶺の方に市道を通って入り込んで、さらに別ののみ口の小さい、僕らトンネルと呼んでいましたけれども、そこの方に行っているわけです。そこも平成19年12月に大雨が降りまして、そこに防護策とか、いろいろあって、ごみとか、いろいろなものが詰まったんですけれども、確かにご指摘のとおり、のみ口が小さいような感じもします。 モデル事業で造った集落排水にいって、そこののみ口の方にちょっとずれているものですから、歪な形になっているわけです。 そういうものを含めて、そういった落し口、のみ口等、検討していきたいと。県道の下の横断溝については、十分な容量で2メートル以上の半円形の石組みで立派な隧道になっているわけですから、その辺のみ口等、末端の排水、出口の方は問題ないとみていますので、その辺、掃除を含めて、清掃を含めて、のみ口の方も改修していければと思います。 ◆13番(大城悟議員)  この県道77号線ですけれども、横断している部分の容量がそれだけあるんでしたら、のみ口、それからはけ口、十分な容量が取れるようでしたら、ぜひ改修して、その浸水対策をやってもらいたいと思います。 それからいまちょうどセキ止めされて、土地改良に流れ込んでいたところの法面の部分、そこのパイプなんかも全部腐っているわけですよね。腐って倒れています。それだけ長い間、除草作業等がやってなかったんだろうと思うんです。普通のガードパイプが腐って倒れるまで触ってないわけですよ。しばらく、しばらくじゃないな、もう随分管理されてないような状態だと思います。その安全策のガードパイプ等もぜひ復旧してもらうようにお願いしておきます。 それから歩道の除草作業、私は個人的なことですけれども、体重を落とすために半年ぐらいウォーキングやったことがありまして、その県道は何回もウォーキングで通りました。やっぱり歩道が草が繁茂し、通れなくなると、特に夜はハブとか、どっちかと言えばハブですね、ちょっと怖くて車道に出て歩くんですよ。実際、自分でも体験していますので。ぜひ、この歩道の方もいま維持管理、除草作業等をやってもらうように県の方に要請をしてもらいたいと思います。 それから2点目の臨時職員についてでありますけれども、総務部長のちょっと言葉が聞き取れなかったものですから、募集方法のところで、総務課の窓口だと聞いているんですが、その窓口というのは、本庁舎の窓口だけなのか。それとも大里庁舎、それから佐敷、知念の窓口、この4カ所でできるのか。そこを部長、もう一度お願いします。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  お答えします。本庁舎の総務課の窓口の方で登録はしております。 それから人材バンクもありますので、できるだけ人材バンクも活用してもらいたいなと思っております。以上です。 ◆13番(大城悟議員)  臨時職員と嘱託、職種もあるみたいですけれども、臨時職員は6カ月の契約で、また更新して1年と。嘱託は1年で、更新は4回までということですけれども、この採用する場合、応募基準、資格とさっき答弁あったんですが、この履歴書等を出してもらうわけですから、その選考で決めているのが多いのか。 もしくは、面接みたいにして決めているのが多いのか。そこをもうちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  お答えします。一般事務については、ほとんど履歴書を見て面接をやって採用を決めているということであります。 それから専門職はなかなかあがってこないですから、公募に基づいて、その都度、広報に出して公募をやって採用しているということであります。以上であります。 ◆13番(大城悟議員)  専門職は、6月の広報なんじょうですか、教育委員会の幼稚園の先生ですか、募集を載っているのを見ていますけれども、この募集方法がわからなくて募集しないというふうなことがあって、私はその皆さんには、広報なんじょうに、毎月出ているなんじょうに出ているよというふうに説明してあったんですよ。 できれば、この広報にももしそういう一般職でもある場合は載せてもらいたいんですが、どうですか、部長。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  お答えします。先程も申したんですが、専門職については、随時広報を出して、広報に基づいて採用はしております。 それからいま臨時職員312名おりますが、登録者数が1,286名いるんですよ。大体、3割程度しか採用はできないもので、その辺でなかなか採用にありつけないということもあるかもしれないです。 ただ、役所としては、できるだけ交替でやるという考え方もありますが、特に専門職で人命を預かる運転手だとか、そういうものについては、極端に短期間で代えるのもちょっと問題かなと思っておりますので、そこら辺はちょっと検討していきたいなと思っております。以上です。 ◆13番(大城悟議員)  312名の採用に対して1,286名ということは、4分の1、4倍もいるわけですね。確かに大変ですね。 確かに、専門職の場合は毎年毎年、毎回毎回代えるというわけにはいかないと思います。それは皆さんでよく検討してやってもらえたらいいと思います。こういう状況ということは、私は伝えておきます。 それから県道の方ですが、部長は自分の部落でありますし、一生懸命取り組んでもらいたいと思いますが、部長、もう一度どうぞ。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  自分の部落と言わず、南城市全体は取り組んでまいりたいと思います。 ◆13番(大城悟議員)  私の一般質問は終わります。有難うございました。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 14時33分)          (再開 14時45分) 再開します。 順次、発言を許します。 ◆20番(中村康範議員)  皆さん、こんにちは。私は1982年、旧玉城村で議会に出て以来、今年で28年目と。それでいま勇退を決めて、この定例会が最後の一般質問ということになると。 そういうことで、私たち議員に与えられた使命を真っ当したいと、そういう気持ちでいま一般質問をやろうと考えております。 通告してあります市の行財政運営について、伺います。市長は、常々、市民協働のまちづくり、市民の目線で行財政運営を進めると、そうおっしゃっております。 私は、一番気になるこの問題、私が議会に出て、大体そういう職員の不祥事とか、あるいは他の分野で賠償請求されて、市のトップがどういう責任の取り方をしてきたのかという点について、過去に2回、非常に疑問に残る責任の取り方がされました。 そういう意味で、今回のこの賠償請求事件の責任の取り方について、本当に市民の目線、市民の立場に立った責任の取り方がされたのかという点で、非常に疑問に思っております。その点について、まず市長に伺います。 あと1点、私もあんまりよく知っていなかったんですけれども、実は大里地域の福原地区の事業でありますが、下流が南風原の宮平、宮平側は既に整備がなされていて、そこに接続するという、そういう状況で整備されております。 しかし、一部分には宮平地域、宮平地域の部分で、この農山漁村活性化支援プロジェクト事業の交付金が実は南風原町の城間俊安名で発注をされていると、そういう南城市のプロジェクト事業として交付金が入ってきて、実際に事業したのは南風原町の町長名でなされているということで、地域の皆さんから非常に疑問があると。南城市は、こんなに財政が豊かなのかということで、まずは私に対して、市長に聞いてくれと、そういうお話がありまして、私もある程度調べました。 実は、既に向こうは整備をされておりますから、当然、上流部分で整備をしたら、その雨水がぱさっと流れていったら、当然、氾濫をすると。そこで嵩上げをする、これが700メートル既にされています。この負担が、この補助事業交付金以外の自己負担分は0.9%ですか、それは南風原町が出しましたと。担当の職員はそう言っていました。 しかし、さらに高速の橋げたの下から与那覇から山川向け、左側になりますが、約200メートルぐらい、福原地域に入っていったところから大体宮平地域になるらしいですよ。このかんがい排水と言っていいのかな、このかんがい排水の隣からこの管理道、畑を管理する道路が取り付けられておりますが、この道路についても南風原町の事業でもって整備がなされていると、そういう話であります。 見ましたけれども、用地買収はされていますけれども、用地代はまだ支払われていないと。仮契約書みたいなものが取り交わされておりましたけれども、見ましたら、やっぱり明繰で予算措置をされているから、そういうふうな状況でまだ用地買収の代金も支払われていないのかなと、そういうふうに考えておりますけれども、この農山漁村活性化支援プロジェクト交付金の予算というのは、当該市町村に入って迂回をして隣町の市町村に流れていく、そういうふうな予算の使い方をしても別に差し支えないのか。そこら辺、誤解がないような形で市民にちゃんと説明していただきたい。 私たち議会にもその旨、ちゃんと我々議会議員がも理解できるように説明をしていただきたい。まずは、そういう点でお伺いします。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  中村康範議員の1点目の損害賠償請求事件の責任の取り方についてお答えします。職員が行った非行為に対しましては、個々の事案に応じて地方公務員法第29条の規定に基づく、懲戒処分等により道義的責任を問うものであります。 市では、職員の非行為等の抑止に努めるとともに、非行為等に対して厳正に対処することで服務規律の確保を図り、市民の信頼に応えるため、懲戒処分等の指針を定めております。 今回の事案につきましても、同指針に加え、事案の性質、程度、処分を受ける者の職務内容等を総合的に考慮した上で、人事担当部局、庁議でも慎重に検討を重ねてきたところでございます。 まず、その結果といたしまして、1点目、職員は従前の手法、前例に従って業務を遂行しており、故意や特に重大な過失があったことは認められず、地方公務員法第29条に規定する懲戒処分事由には該当しないが、事務処理に適正さを欠いた面があったことは否定できない。 よって、指導上の措置としての厳重注意が妥当ということにしております。 それから2点目、上司につきましては、管理監督者として部下職員に対する上記処分の責任を取る意味で、口頭注意が妥当と判断して、担当職員等に対しまして6月11日付けで処分を行ったところであります。 今後、公務員倫理や研修の充実強化によって、職員の意識改革、説明責任、能力の向上を図りつつ、工事マニュアル等を作成して、二度とこのような事案が発生しないよう、再発防止に取り組んでまいります。以上でございます。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  農村活性化支援プロジェクト交付金事業の予算活用についてということで、福原地区の農業排水路の整備について、福原地区はご承知のとおり、南風原町の方が先に土地改良事業を終わっておりまして、我が旧大里村の方は土地改良事業計画はしたんですけれども、同意を得られずに、自然の排水路がそのまま残っていたわけです。宮平川、手登根川、そこを整備しなくてはいけないと。 後背地では、昭和55年辺りまでに古堅、嶺井地区の農地保全事業をやっていた経過、それから県道等の水が流れ込んでくるものですから、その南風原町宮平の土地改良区域と県道を横断しての自然排水路が度々、流末処理が悪くて、上流の方で氾濫を起こし、浸水騒ぎが起こしていたわけです。 今回、土地改良事業の方で整備をしていくんですけれども、福原地区として銘打ったんですが、当然、南風原町の先に完了しました農業排水路に接続をするわけですから、そこと協議をして、断面的に合わない部分がありまして、向こうがもっと上流をしなくてはいけないということもありまして、一つの地区として南風原町の方の改修も含めて、事業も含めて、福原地区で採択を受けたわけです。 その間、本来でしたら、市町村ごとに事業実施主体となってやるべきなんですけれども、一つの排水路の手登根川という排水路の整備になるわけですので、その市町村界を境にして、それぞれの持ち分によって、南風原町にかかる分は南城市が国、県から91%ですか、それの交付金を受けて、南風原町に事業をやってもらうという形の制度を取ってきているわけです。 そういうことで、誤解のないように、本来なら市町村ごとに採択を受けて、自らがやるべき、今回の場合は、南城市が整備の必要性があって、向こうの接続をするために、向こうもやらざるを得ないと、県との調整もしながら、排水路の改修がかかったために、そういう事業費の分け方になっております。 それから用地買収の未買収については、仮登記されている状態のところがありまして、その仮登記された本登記者、要するに所有権、所有者の方とうまく解決できなくて、そこはまた工事として待てなかったわけですので、しっかりと施工承諾で、所有権の移転手続き関係、それから用地の単価、工事の施工方法等も事前に調整をやって、工事を施工したわけです。 いま現在、未買収、まだお金もらってないというのも、その辺の調整がまだついてないと思います。詳しいことは、担当とも確認取らなくてはいけませんですけれども、そういった仮登記関係があったということで、まだ未買収、即ち用地費が払われてないという状況でございます。 ◆20番(中村康範議員)  和解の責任の取り方、先の臨時議会でもこれは賛否両論ありました。まずは責任の取り方というのは、当然、これは担当した職員が目配りが足らなかったということも言えます。 しかし、いまのこのプロジェクト事業も同じように用地買収はできてない。しかし、見切り発車的にこの工事は進められたというのが一つの賠償請求される大きな理由の一つになっていると。これはこの議案の審議から、その内容からしても明らかであると。その事業を進めるときに決裁事務というのは部長止まりであったと、そういうことでありますけれども、実際に当然、この担当職員は注意指導、こういう形で済まされたとありますけれども、普通、工事をするときには、いろいろ穴掘り、こういうインパクトを入れる。そういうときには、大体請け負った工事屋さんが周囲の実態調査をやるんですよ。写真を撮ったり、そういうものが一切やられてなかったと。 それは工事屋に聞いたら、当然、工事屋がこれは責任取るべきではないかということも工事屋は言っているんですよ、請け負った工事屋は。何で市の財政から賠償代金を払うのかと、そういうこともあって、本当に最初、これを請け負った業者は、親川工業という会社になっていますけれども、その施工説明、それを担当職員が十分してなかったということが一つあげられると。 その工事屋さんも普通はインパクトを入れるわけですから、すぐ隣のお家ですから、断って調査をしてから、この仕事はやっていく、これが前提だと思うんですよ。そういうものがマニュアルとして示されていたと思うんですよ。これはまさか初めての請負ではないと思うんですよ、公共工事も。それは知らなかったでは済まされない話ではないかと。これは別の工事屋から私にありました。何で市民に全額負担させるのかと、これが一つの疑問です。 あとは、やっぱりこれは大事な大事な市民の財産でありますから、総額219万円ですよね。10倍の効果があると言われていますよ。大体、この予算書を見ても、明繰り見ても現金があれば10倍ぐらいの仕事ができると、非常に大事な血税なんですよ。 それを市民すべての皆さん、予算でもって賠償しなさいという、こんな賠償のやり方では、市民は当然納得いかないですよ。 市民の目線、市民の協働参加と、行財政運営しますと言っていますから、これは部長は退職していなくなっておりますから、部長にそれなりの責任を取れとは、物が見えるような形で、物質的に市民にはもちろん言葉での謝罪も必要ですけれども、見えるような責任の取り方がやっぱり必要だと、私は考えているんですよ。これは一生懸命、反対討論をなさった大城憲幸議員もその点は強く指摘をしておりましたが、そうしないと市民は理解しないですよ。これは当然、市行政の中で引き起こされた事件ですから、当然それなりに市長は部長を任命する責任がありますよ。 副市長は、職員、部長以下を管理監督する責任があると。そこら辺でやっぱりそれなりに市民に物質的に物が見えるように、こういう賠償問題という、当然、行政事務の中で引き起こされた事件ですから、取るのが筋道ではないのかなと、そういうふうに私は思っているんですよ。 実は、これはずっと古い話ですけれども、玉城村で大きな問題があったんですよ。あのときにも私は当時の村長にこういう問題をそのままの形で処理すると、一度、二度、三度起きるということを指摘して、物質的物が見えるようにやっぱり責任は取るべきだと、こういう指摘をしたんだが、なかなか応じなかったと。それで皆さん、記憶にもあるように年金の着服事件がありました。あのときもすぐいま手当をしないと、無年金者と年金の減額される被保険者が起きるよということを社会保険事務所から言われて、確か826万円ぐらいの現金で、血税でもって補填したことがあるんですよ。 そのときも当時の村長は、目に見えるような形で責任は取らなかったと。それで広報かなんかで言葉で詫びて、そのことを済ませてきたと。そういうのが今回も入れれば3回目と、私の長い議員活動をやっている中で、こんな責任のやり方では、市長が標榜する本当の意味での市民参画、市民の目線での行政運営にはなってないんじゃないかということをまず指摘をしておきたい。そのことについて、市長一言ありましたらお願いします。 ◎市長(古謝景春)  中村康範議員の質問にお答えをいたします。大変ご最もなことでございます。大城憲幸議員の質問の内容につきましても、私は重々、強く受け止めております。 実は、この件の検討に至るまで、なぜこういう結果を選んだのかということは、私も担当部局からそれがあったときに相当議論をいたしました。 いま旧町村の職員、結構まだまだ差がございます。用地交渉の対応の仕方についても、処理の仕方についても、今後そのままにしておくと起こり得る可能性が多々あるように私はみておりました。 今回の場合は、二度とこの和解というのはやらない。そして、その職員自体の全体のいまの職員の認識を深めるためにも、どうすべきかということで最終的な決断を出したのは、私はそういった視点から今回の場合は和解を受けたわけでございますけれども、相当いま事案として難しい事案が結構ございます。 何回通っても本当に相手もしてくれない地権者もいらっしゃいますし、ちょっとした不足があったら、すぐ脅して訴訟に持ち込むよというような類も結構もう数が多くなって、皆さんご承知のように職員が何名か精神的な負担を被って、いま休んでいる方もいらっしゃるわけでありまして、そういったことも含めて、今回は部課長と相談して、これは特別な事案として整理をして、今後二度とこのようなことが起こらないような体制を取れということで、すぐもう部課長会議を開いて、このケースについて、本当に未然に防げなかったのかどうか。 そして、今後起こり得る可能性について精査をしていく、そういう未然の防止もしていくというようなことで確認をして、厳重に職員についても将来において絶対起こさないということで、それを詰めなさいということで検討をいたしております。 それぐらいの気持ちでやってございますので、決して私どもがその責任を逃れるというようなことではなくて、むしろ重く受け止めて、全職員にこういったことは二度と起こしてくれるなということで、今回からまたこのケースケースの部分についても課内でしっかり検討して、どうあるべきかということをやるべき問題だからということで指示をしてございます。 今回は、過去の2回不祥事があったときには、懲戒で私共三役は減給をいたしました。それは皆さんもご承知だと思いますけれども、今回はその懲戒処分ではなくて、庁議の中でそれをどういった形にするということで、そういった形になっておりますけれども、ぜひご理解をしていただきたいと思っております。 決して、軽く考えているわけではございません。しっかり二度と起こさないような体制を整えているということで、各部局にも申し上げておりますので、ひとつその辺はご理解をしていただきたいと思います。 ◆20番(中村康範議員)  いま私が指摘しているのは、皆さん言葉だけの謝罪で事は済まされるんですか。この血税219万円、市民の血税でもって和解金を支払われております。 しかし、まだあと一つ、この事業については問題点が残っていますよね。18.1平米の用地買収、これはスムーズに進んで、もう解決をされていますか。そこを答えていただきたい。 ◎産業建設部長(新垣盛広)  用地買収の件ですけれども、賠償金の和解金の支払いは5月中に終わっておりまして、その地主の方が最近、沖縄の方にいらっしゃっていた関係で連絡がありまして、13日、昨日帰られております。 その件で、いま用地買収の件で話をしております。前の和解案件のときも話しましたとおり、現況と公図のずれが一部ございますので、その辺のことがありまして、あれを整理してからということで、単価等についてもいま詰められているわけです。若干、調整して後にまた再度地主と調整することになっています。買収については、できるものだといま思っております。 ◆20番(中村康範議員)  大事な市民の血税でもって整備をされた土地ですから、早めにその問題も解決して、ちゃんと市の財産として登記できるようにぜひ頑張ってほしいなと、そのように思います。 さっきの福原地域の件になりますが、いまの件と大体似ているんですよ。用地買収がまだされていないと、地主は反対とは言っていませんよ。ちゃんと道路部分、切れた土地については、提供しますと、そう言っているんですよ。 不思議がっているのは、事業は、工事は進んでいるのに、何で用地買収が遅れているのかと、それで本当は自分は皆さんが、これは南風原町から示されたんでしょうね。この単価では売りたくないと、本当の気持ちは。そうおっしゃっていたんですよ。 でも、工事も済んでいるから渋々私はこの単価で提供しますと、そういうことをおっしゃっていたんです。それで、南風原町との間で仮契約書みたいなものを取り交わされているんですよ。 しかし、この契約書を見たら、日付が入ってないですよ。だから仮契約書でしかないなと、私はそう本人にも言ったら、私もそう思っていますと、この本人も言うんですよ。 だから気が変わったら安すぎると、我々のところも都市地区に近いからもっと高く買えと言ってくる可能性もあるわけですよ。事業がどれが先かという部分で、やっぱり用買から先ですよね。それを済まさないで、事業執行承諾書を得たから、はい、やってしまえと、こういうようなことをしたら、また同じようなことが起きていくと。 船越の件もそうですよね。用地買収も済まないうちに、ばーっとやってしまって、隣、あの岩を破砕しないと造れないものですから、インパクトが必要になったと、それで賠償請求までされていったと、そういうことが身近で起きて、またまた南風原町でも同じ予算でもって整備される事業の中から出て行くということですから、よっぽど合議を取りながら進めている事業であっても、ちゃんと南城市のプロジェクト事業、予算でもって整備されるわけですから、そこら辺はちゃんと皆さん目配りをしてやっていくべきだと。 それで誤解がないように、当該地域の皆さんにもちゃんと説明をしていただきたいと、我々も誤解をされたら非常に困るんですよ。本当にそんなに予算があるのかと、じゃ、別の事業を入れなさいと、当該地域の方々もそう思いますよ。他にももっと整備するところはあるんじゃないかと、そういうことがありますから、ぜひそういう点は目配りをしてやってほしいと、そのことを市長ありましたら。 ◎市長(古謝景春)  中村康範議員の質問にお答えします。本件につきましては、旧大里村時代から大変な課題でありまして、事業としてやろうとしたら、南風原町の議会でさえ議案としてあげなかったというようなこともありました。 そういった中で、私共のこの事業で立ち上げて、相当詰めましたけれども、なかなかオッケーをしなくて、あとは町長、また議会に理解をしてもらって、その事業を認めてもらったんですが、向こうは整備済みだったんですね。整備済みのものをまた我々の河川を整備するがために、また容量が膨れ上がるということでありましたから、当初は南城市で全部裏負担分をもって500万円でしたけれども、やってくれという要望がありました。それは私はできないと、これは皆さんの財産として当然取り扱うものだから、我々がこれを扱うことはできないということで、大変失礼な話ですけれども、そのまま受けて、皆さんあとで整備して下さいというぐらいまで冗談を言ったことがございますけれども、それでお互い県とも調整しながら、この分の境界からの持ち分は南風原町で持つから工事も我々にさせてくれということで、それは了解をして、我々の負担でなければそれはいいだろうというようなことで、事業費の分け方でそれはやっているということは、私もそのことについては同意をしておりますから、それについては県とも十分詰めた上で調整されておりますので、ひとつご理解していただきたいと思っております。 いま用地の買い上げもしないのに工事をしてあるようということは、大変いいご指摘でありますし、また、私共もこれから事業をする上で、いま福原線、あれはもう全部買い上げてから工事をするようにということで指示をして、いま用地交渉をしてどんどん買い上げております。 そういったことをしないと、いまのようなことが起こり得るというようなことで、今回そういったことも含めて、反省を踏まえていまやってございますので、ぜひその点につきましては、担当部局でいまのご指摘の内容につきましてもしっかりそういうことのないようなことで事業を進めてまいりたいと思っております。有難うございます。 ○議長(川平善範)  残り3分です。 ◆20番(中村康範議員)  質問ではなくて、私の意見を述べて最後の一般質問を終わりたいと、こういうふうに思っています。 本当に長い間、私は村政時代から市議1期5年やってまいりました。本当にいろいろこの議場で首長、4首長と市民の立場に立って、政策を反映させる立場で頑張ってまいりました。本当に合併という予期もしないことが起きて、最後は南城市の市議会議員として勇退をするわけですけれども、本当に市長が言う市民参画、協働のまちづくり、市民の目線で行財政運営という立場は、やっぱり市長、初心忘れず、ぜひこれは真っ当していただきたいということをひとつ申し上げておきたい。 私も長い間、皆さんのご協力のもとに議員活動ができたことを嬉しく思っています。以上、感想を述べて最後の一般質問を終わります。 ○議長(川平善範)  一般質問を続けます。順次、発言を許します。 ◆3番(佐久川政信議員)  皆さん、こんにちは。6月議会一般質問、最後の質問者ということでありますが、ひとつ十分なる定例会での質問というのも最後になろうかと思います。私たち任期が9月27日までと聞いておりますが、その間いろいろ状況あれば、臨時議会等々があって、その案件案件でまた質問もなきにしもあらずでありますが、定例会としましては、最後の質問ということでひとつまた執行部の皆さんと議論をしてみたいなということであります。よろしくお願いいたします。 市民憲章につきまして3点ほど質問をしたいと思います。まず1点目に制定の目的につきまして、2点目に制定の経過につきまして、そして3点目、とってもこれは重要だというふうに私は認識をしておりますが、市民憲章の普及推進についてでございます。 そして経過についてということもございますが、これは平成19年3月1日に制定をされたということで承知をしておりますが、これまでの制定されてから市民憲章についてひとつさっき申し上げた3点について、まず質問をしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(川平善範)  順次、答弁を許します。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  佐久川議員の市民憲章について、お答えします。まず1点目、制定の目的なんですが、合併により誕生した新生南城市民としての誇りと自覚を新たにし、さらに魅力あるまちづくりを推進していくため、市民の合い言葉、道標としての生活目標として制定しております。 それから制定の経過なんですが、主な経過につきましてお答えします。平成18年12月18日に市民憲章及び市花、市木、市花木等検討委員会の委員8人を委嘱し、同日から平成19年2月26日まで3回の検討委員会を開催し、選考基準等の審議や市民アンケート調査結果等を踏まえ、検討委員会委員長から市長へ答申されております。 市は、答申後の平成19年3月1日付けで南城市市民憲章を正式に制定いたしました。 それから3点目なんですが、市民憲章の普及推進についてなんですが、南城市市民憲章の普及推進につきましては、広報南城や市のホームページをはじめ、市民憲章碑、市民憲章等広報看板、それから総合計画基本構想概要版、南城暦等に掲載し、市民の普及を推進しております。 この南城暦、いま持っておりますが、この裏側の方に憲章の順に載せてあります。 それから市民憲章は、制定後の推進運動を通して、市民参加のまちづくりの総合的な根拠にあり続けるものであり、制定趣旨の継続性、包括理念の総合性などを重視することが大切であることから、さらなる普及推進に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆3番(佐久川政信議員)  いま担当部長に答弁をいただいたわけでございますが、非常にそうか的ということで淡々とお答えいただいたわけでございますが、もちろん目的等につきましては、市民の合い言葉、道標というようなことで、大変素晴らしいことかなと思っているところでございます。 そして市民憲章の碑、並びに広報看板等も含めて設置をされておりますが、その中で碑につきましては、玉城の中央公民館と佐敷の旧庁舎跡に立派な大理石で設置をされております。 そして中央公民館におきましては、非常に台座も含めて素晴らしい碑だなということで、そして私は旧佐敷町の庁舎跡にこの素晴らしい大理石の市民憲章碑がありますよと、これは悲しいかな、草もボーボーして字も見えないぐらいの状況であります。これは跡地のいろいろ一般質問のときに提起をしました。そのときに市長は、そういうことであれば、当然、私は旧佐敷町におきましてシュガーホールというのが一つのメインと言いますか、そういう施設でありますと、そして市民含めて、内外も含めて多数の方がシュガーホールを利用すると、そこに移動してはどうですかということを質問した覚えがあります。 そのときの市長の答弁は、それはそういうことであれば、そうだなということでありました。早速、対応するような形の分をということで答弁がございました。いま旧佐敷町跡、正直申しまして、いま南城市の商工会の職員の駐車場ですかね、何台か車が停まっておりまして、そしてさっき申し上げた大理石の素晴らしい憲章碑の部分にペンペン草が生えて、もう見えないわけです。非常に寂しい思いをして、あえて最後の定例会ということで一般質問をさせていただいているんですが、そのことについてひとつ所見なりをお願いしたいと。 そしてもう一つ、私と同僚の大城悟議員は、議会の度に地下の倉庫と言いますと、駐車場ですね、そこに度々ご用がございまして行くわけでございますが、その中で市民憲章の看板、素晴らしいのがあります。その倉庫の中にまたあるわけです。これを見て、アギジャビヨーと思って、どうかなと。私は、これは近頃かなという感じをもっていたんですが、同僚議員の言うには、ウリ、3年メーカラアンドーということで、これではさっきあった道標ということの部分でいかがなものかなということで、あえて質問をさせていただいているんです。 そして、これは設置の箇所も回ってみました。知念は、勤労者体育館のところに立派にございますね。大里庁舎のところで、これもちゃんとされています。 そして本庁舎の玄関前に素晴らしいのがあって、そういう形の部分があってこそ、市民の道標であるし、そしてまた同時に合い言葉だろうということで、私は少なくともそう理解をしているわけです。これは申し上げた、この部分につきましては、どのような捉え方をされて、少なくとも一般質問を出したら、この設置がされている場所を担当部長だったら、おそらく見てくれるだろうということで、何十回も一般質問の通告をしてから、されているからおそらく佐敷の分は来て、草ぐらいは刈りてくれるだろうといって期待もしながら、今日の朝まで回ってみました。悲しいかな、同じような状況であります。そこについてひとつご所見なりお願いしたいと思います。 ◎総務企画部長(仲宗根正昭)  再質問にお答えします。まず、この地下にある憲章につきましては、知念庁舎跡に案内看板があったんですが、この看板を利用して、この市民憲章を貼り付けてあったんですが、ちょうど支柱が腐食して危険性があるということで、平成20年8月に撤去して置いてあるということでありますので、この部分につきましては、児童館、あるいは併用施設がいま計画されておりますので、それの屋外付帯工事も含めて、位置等について検討して整理していきたいという考え方をもっております。 それから旧佐敷庁舎跡につきましては、草刈り等について早速対応させていきたいなと思っておりますが、この施設跡につきましても今年度の予算で跡地利用の予算を見込んでありますので、その中でもう少し整理してちょっと文字も小さくて見えにくい面もありますので、もう少しちょっと整理した方がいいかなということで考えておりますので、そこら辺そういう形で、これも跡地利用の中で、もう少し検討していきたいなと思っております。以上であります。 ◆3番(佐久川政信議員)  おそらくそうでしょうなということで、私も理解をしておりました。知念を回ってみました。そうすると、庁舎のところにはなくて、村民体育館のおそらく村民憲章の部分でのひとつの南城市の文に変えてということなのかなということで、それなりに場所に設置をされているわけですよね。 ですから、跡地利用の件も含めてということでございます。それも一つの方法でしょう。しかし、少なくとも市長との先の一般質問の中では、おそらくこの庁舎跡には、正直な話、市民憲章の設置場所としてはいかがなものかなという感じが私はしておりまして、先の議会ではシュガーホールの方がある面では、市民も含めてだから、そこが相応しいんじゃないかなということを申し上げたわけでございます。 ですから、予算も跡地利用の部分ではということがございますが、この憲章の移動につきましては、そう予算が云々ということでもないだろうという感じがしているんですよ。 ですから、ぜひ一般質問をされて、じゃということではなくして、さっきありますように市民の道標ということで、皆さん謳っているわけですから、しかもそして5本の基本目標と言いますか、柱がありますね、素晴らしいことされているわけですよ。 そして、そうであれば、即対応というのをいま一度決意も含めて答弁いただきたいんですが、検討の時期ではないんじゃないかな。跡地のことも検討というのは、もう3年ぐらいの検討の期間になっているのかなという感じがしておりますので、やはり即の対応という部分が文字も小さいということもあるし、それはそれなりに南城市の新しいまちづくりに見合うような形での文字等の部分はしていただくとして、あの大理石の分は、どうしても掃除してもどうかなということであります。それについて、もう一度答弁願います。 ◎副市長(與那嶺紘也)  佐久川議員のご質問にお答えします。確かに、佐敷庁舎が解体をして、現在は本庁舎なくして別の建物が残っていて、それを活用している状況です。 ただ、庁舎は撤去する前提として、この庁舎跡地をどういうふうに整理するかというのが非常に課題でありました。たまたまそれがまた教育委員会の方で進めております佐敷グスクの国指定の問題等々も絡んできまして、なかなかここは手をつけることがどうかなということもありまして、そういうのもあって、まだ具体的に調査というのはしてございません。 ですから、その跡地についてもまだ目途がついておりませんが、何らかの形で当面の整備の問題、あるいは将来的な整備の問題を含めて、方向性は出すべきだというふうに考えております。 ところで、ご指摘の市民憲章の碑のことでございますが、我々も別にシュガーホール前でもいいということは思っておりますし、なにも異議をもつものではございません。 ただ、シュガーホールのどういうふうなところまで、どこにどういうふうに設置するかについて、まだまだ検討しておりませんでしたので、これからご指摘もありましたので、十分検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆3番(佐久川政信議員)  検討が好きなようでございますので、それまで待つということもまたひとつの市民としても立場かなということは理解をします。 いずれにしましても、常々市長は申し上げておられます。先程の議論の中でもありました市民目線による市民協働の南城市づくりと。そして日本一元気な南城市ですよと。 そういう意味では、一つの方向というのは十分示されているという常々の話の中でもそうでございます。議会の中でもそういうことは申し上げているつもりでございます。 そして、7月1日には合併後の南城市づくりが非常にモデル的な素晴らしい実績と言いますか、ということでタイムス賞も受賞されますよと、議員の皆さんもぜひこの祝賀のときには、参加してくれということもございました。 そういう面では、ひとつのまちづくりや南城市の状況というのは、確かに素晴らしいこともございます。それはそれとして高く評価もして、2期目も市民が負託をしたことだというふうに私は理解をしております。少なくともそういう一つの原点と言いますか、足場ということが、この南城市の市民憲章の件だということで、あえて質問をさせていただいておるわけでございます。 そして先程、経過の中ではいろいろと時間をかけて、そしてそれなりの委員の先生方が議論をして、こうこう然々になりますと、経過も述べていただいて、私もそれは経過ちゃんと調べさせていただきました。大変素晴らしいことがあるわけでございますが、その中でちょっと気になることがございます。 これはアンケート調査の意見でございますが、制定するまで行政はリーダーシップを取るが、その後の普及推進に継続性があまりないということもございます。いま申し上げた指摘をということであれば、まさにそういうことかなということであります。 確かに、先程5本の柱ということで大変南城市に見合った、そして南城市の皆さんがまさに合い言葉、そして道標とするような5本の柱が謳われております。 それをどのように市民の日常生活も含めて、その意識の部分をするかと、本当に道標にするかということは、日常の中でのひとつの普及推進と言いますか、それがあるべきだというふうに私は考えているわけです。ですから、あえて旧佐敷町の出身だから佐敷の庁舎あんなでは寂しいですよと言って申し上げているんじゃなくして、そこにもそういうことにあるということは、それではいけないと。 確かに知念庁舎の中で、旧庁舎の中でやったんですけど、もう必要なくなったと、そうであればかわるようなところというのはいっぱいあるというふうに私は見た感じではあるわけです。 ですから、そこに設置をしてできるだけ市民に本当に身近に感じられるような市民憲章になればということで申し上げているわけでございます。 憲章碑につきましては、いろいろいま副市長からご答弁がありますように、庁舎の全体の跡地利用と言いますか、そして背中の方にクシガキということで、佐敷イーグスクがあるわけです。これとの県とのいろいろ調査も教育委員会中心にやっているということもあります。それは整合はそれでいいでしょう。少なくとも、その部分の整理は必要でございましょうが、この市民憲章につきましては、ぜひ土に埋まっているような形で、市民からも結構意見があったわけです。 そういうことであえて申し上げているわけですから、ぜひ早急なる部分をということで、お願いを申し上げたいと思うんですが、いまの申し上げた形につきまして、制定は行政積極的にいろいろ委員会も作って、時間もかけてアンケート取ったり、いろいろやるわけですが、やって後にこの部分をどう普及推進するかについては、ちょっと継続性の上では行政はちょっと弱いですよとあるんですよ。市長、そこの部分につきまして、どう普及推進するかということの部分を市長の立場で所見があれば、ひとつお願いをしたいと思います。 ◎市長(古謝景春)  佐久川政信議員の質問にお答えをいたします。私共がこれからまちづくりをやっていく上で、その最大目標とする道標が5本の柱として書き込まれておりますし、大変市民の意識を造成させる上でもこの市民憲章というのは、大事なことでございます。 そういったことで、私は簡単に移動されたのかなと思っておりましたが、検討委員会の中でそれをやるということでありますが、私はむしろ熱い思いでご質疑されているわけですから、任期の間に移動することをお誓い申し上げます。 ぜひ、そのことにつきましてもまた私共啓蒙普及をどういった形で図るべきかというふうなことも含めて、検討させていただきたいと思っております。 できれば、4年に一回ぐらいは広報誌の表紙に載せるとか、後ろに書くとか、そういうことも十分啓蒙普及を図らなければいけないと思っておりますので、ぜひその辺をまた一緒になって趣旨というのを理解させる上で、私共一生懸命頑張りたいと思っております。 ◆3番(佐久川政信議員)  2期目の間と言わず、すぐ行動する市長でありますので、今日、明日とは言いませんが、即対応ができるようなことをご期待申し上げたいと思います。 いま答弁がございましたように意識の中でということでぜひそれは3月1日という日にちにおいても記念日になるような、区切りの節目があるわけですから、その部分にはいまあるような形のいろんな広報誌を含めてやるということをおっしゃられておりますので、ぜひその辺は市民憲章の市民への普及と言いますか、啓蒙を含めてやっていただくことを大いに期待を申し上げたいと思います。 そのことの部分でまた大事になってくるのは、もちろん市民サイドという形の部分があります。特に子供たちといいますか、学校教育といいますか、現場の中でこの辺を市民憲章に対するひとつ作文とか、那覇市の市民憲章にいろいろあるようなことを記憶しておるんですが、別に真似る必要ないんですが、新しい南城市ということのさっきも若干申し上げた誕生しまして、非常に南城市の方向、それから将来展望を含めて、頑張り含めて、タイムス賞になったということの部分で私は理解をしているわけです。 ですから、その根底基盤を作るのは、子供たちの部分だというふうに理解をしているわけです。それの中で、これまでも教育という部分では非常に見識のあられる、ご見解等々、教育長述べていただいておりますので、いまある市民憲章のこのことについて教育的な見地から、教育長の所見があれば、お伺いしたいんですが、よろしくお願いします。 ◎教育長(高嶺朝勇)  お答えいたします。手元に市民憲章の選考基準というのがありまして、その5番目に押し付けではなく、市民一人一人が自ら実行し、守られるものであることと、こういうふうな選考基準もございます。これは先程から見ていまして、私共、学校でこの市民憲章を子供たちみんなで唱えるとか、何かそういうふうなこと、特にやっておりませんけれども、市民憲章の中身につきましては、学校教育で随分やっているなというふうに実は感じております。 例えば、1番目にある私たちは海と緑の豊かな自然を守り、美しい環境のまちをつくりますというのがありますが、環境教育、すべての教科、活動を通じてやっておりますし、今年度からは11月の第3水曜日に環境教育の日を設けて、特に今後力を入れてまいります。 それから2番目にある私たちは、郷土の歴史と伝統に誇りをもち、文化のまちをつくりますという部分でも、子供たちのハーリーへの参加とか、いろいろなヌーバレー、行事などへの参加も大いに奨励しておりますし、それからシュガーホールを中心とした文化活動もやっております。 それから稲作体験もさせていますし、いま南城市の市史編集室では、もう近いうちですけれども、通史の要約版と言いますか、これがカラー写真もいっぱい入って、近々出来上がります。これを使ったまた市民に対する南城市の歴史の勉強の学習会も予定しております。 こういうふうに実は5項目全部申し上げると、時間かかりますので、敬老会に参加するというのは、次のお年寄りを敬えというのにあたりますし、それからアメリカに短期留学に行かせているのは、子供たちの夢を育てるとか、それからスポーツにつきましては、部活を中心に学校体育の充実とか、あるいは体協の活動とか、さらにお互いに助け合い、温もりのあるまちづくりという面では、子供たちがボランティア活動も随分頑張っております。 社会福祉協議会の指定で、ボランティア推進校、すべての幼稚園から小学校、中学校が推進校になって頑張っておりますし、赤い羽根募金とか、そういうのも子供たちも参加して頑張っております。また、学校の道徳の時間でもこの辺は大変力を入れているところであります。 私の希望としては、できたらこれがこの学校がやっていることが市民憲章の文言も頭に置きながら、なされたらもっといいのではないかなと思っておりますので、学校にこの市民憲章をもっと活用して、教材としても生かすようにと、こういうことを今後お願いをしたいというふうに思っております。 ◆3番(佐久川政信議員)  大変大事なことと言いますか、やはり子供の部分から南城市のやっぱり合い言葉は道標でありますので、理屈で覚えるのではなくて、体得と言いますか、日常の中で体で覚えるということがそこに繋がるというふうに私は体得という言葉が好きなんですが、体得すると。理屈じゃないと、体で、それは日常の中で、教育現場もそうですよ。家庭でもそうですよ。地域社会でもそうですよ。そういうことを体験する、そういうことをすることによって、染みてきてこれが自然にその5本の柱が身につくということだということであります。 ですから、いろいろな場でそういうことの部分をということで、教育長おっしゃっていますので、ぜひそういうことでお願いを申し上げたいというふうに思っております。 1点だけ、市民憲章につきましてということで質問をさせていただきましたが、南城市合併をいたしまして5年目と、そして2回目の市長選挙も実施をされました。 さらにまた今年の9月12日には、南城市の誕生2回目の市議会議員選挙も行われるというような日程になっております。 そういう中で、先も申し上げたいろいろな部分で、南城市は新しいまちづくり、新しい視点ということでやってきたものは、結構これまでも議会の場でもご議論がありました。新聞やいろんなものでもよく宣伝をされているということであります。しかし、それは非常にいいことでありますが、少なくともいろいろまたいま損害賠償の件でいろいろああだ、こうだという議論がございました。基本的には市民目線で、市民とともに歩む市政ですよというのが基本ですということをあえてまた決意もしていただきました。 そういうことで、南城市を運営していくならば、必ずや11市の中で、まずは日本一と言わないまでも、沖縄一の、市の中で一番の市だと、南城市だということにまず繋がってくるだろうということで期待も申し上げたいというふうに思っています。 私も4カ年間の議員でございましたが、27日まで任期ということでありますが、少なくとも定例会はこの6月で最後であります。 そういう意味では、いろいろと勉強もさせていただきました。そしてまた具体的と言いますか、本質のご議論もさせていただきましたが、なかなかどうして実行の部分では、提起したものも実施されてないものもあるんですが、期待を申し上げて、ぜひ頑張っていただきますことを各部長の皆さんもいろいろと困るような追及ではないんですが、提起もあったりして、そういうことで4カ年させていただきましたことを心から感謝申し上げて、また、皆さんの踏ん張りもご期待申し上げたいと思います。 ○議長(川平善範)  時間です。 ◆3番(佐久川政信議員)  そして最後になりますが、今日は2期目の副市長、教育長の就任のまた激励会もあるということでありますので、今日の議論を踏まえながら、ぜひ日本一の南城市づくりのために頑張っていただきますことをご期待申し上げまして、若干オーバーしましたが、一般質問を終わりたいと思います。どうも有難うございました。 ○議長(川平善範)  これで本日の一般質問を終わります。 議員の皆さんからも何名かからご挨拶がございましたように、議長も6月定例議会の後半にもなっております。最後の一般質問の場になるかと思うんですが、5期20年、その中で合併をいたしまして、9カ月間は副議長、そしてあとの4カ年、9月27日で4カ年を迎えようとしております。議員の皆さんにも大変お世話をいただきまして、議長の職務も無事出来そうであります。 そして行政側、市長はじめ行政の皆様方にも大変なお世話をいただきまして、順調に議会が運営できましたことを心から感謝を申し上げて、ご挨拶をしたいと思います。大変有難うございました。 以上で本日の日程は、全部終了しました。 次回は、6月15日(火曜日)午前10時から本会議を開きます。 本日は、これで散会します。          (散会 15時53分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      議長   川平善範      署名議員 屋冝宣勇      署名議員 国吉昌実...